俺の彼女が可愛すぎる件

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。鬼舞辻


珍しくAの方から連絡が来た。
ただ一言、泣きながら



『天元を殴ったやつを探して』


と。ただそれだけでも、相当Aが怒っているのが分かる。




鬼舞辻「直ぐに人を集めろ」


黒死牟「何かあったのですか？」


鬼舞辻「妹の願いだ」


黒死牟「御意」





すぐに人は集まった。




鬼舞辻「今から妹の男を半殺しにしたやつを見つけ出せ。殺してはならぬ。ここへ連れてこい。良いか？殺してはならぬぞ」


「「「御意」」」



明日にでもすぐに見つかるだろう。
Aの所に向かうとするか。




病院で寝ている男の手を握りながら、ずっと『お願いだから目を覚まして』と、唱えている。
男の寝ているシーツにシミが沢山できていた。

ずっと泣き続けているのだろう。




鬼舞辻「A、そやつはそんなに弱くはない。少し休め。お前の体がダメになるぞ」


『私の体は丈夫だから...』


鬼舞辻「いいから、休めと言っている！！！そんな顔で男は喜ばんぞ！」


『・・・』


鬼舞辻「起きた時に、元気なお前を見たい。そいつはそういう男だ」


『兄さん...』



Aが惚れた男だ。少し気に入らんが、仕方がない。Aの幸せが1番だ。

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