私は大正時代の人間じゃないらしい。【鬼滅の刃】

第陸拾壱話 炭治郎side ページ28

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なんとか夢の中で死ぬことによって夢から脱出することができた
禰豆子に伊之助達の縄を燃やしてもらい、伊之助達のところで待っててもらう

善逸やAも大丈夫だろうか
特にAは＿＿＿






......あの日那田蜘蛛山で鬼と戦い、鬼に飛ばされた所で、ほんの少し鬼舞辻無惨の匂いがした

本人の匂いではない、本人の匂いならばもっと濃いはずだ
匂いをたどっていけばそこには一人の少女がいたんだ
........とても美しくてでも、鬼舞辻無惨の匂いもする
とはいっても少しだけで、擦れば消えてしまいそうなほど薄い匂いだったが

彼女に聞いてみようかと思ったがタイミングを逃して聞けず、


機能回復訓練をしていたある日

彼女からする鬼舞辻無惨の匂いが濃くなった
彼女いわく少し遠くの街まで遊びに行っていたらしい
「誰に会ったか、赤い目をした鬼に会わなかったか」
と聞くと彼女は




『マイケル・ジャクソンのこと？』




というので、ちょっとよくわからない(真顔)
聞き直すとそれっぽい人にあったらしく、しかも友達になったとかなんとか言っていた
彼女から嘘をつく匂いは感じなかったから本当のことなのだろう


一応彼女には「何かあったら必ず言うんだぞ！」と念を押してある
戸惑っていたようだが、了承してくれたので大丈夫だろうが........

まあ、それに彼女には柱の人たちがついている
気に入られているようだからな




本当に彼女は謎だ
記憶がないとはいえ、謎が多すぎると思う

早く戻るといいななんて思いながら、戻ってしまったら何か(・・)嫌な予感がして
彼女を作っている彼女が(・・・)なくなってしまわないか不安だった



.............善逸がAを好きなのは知っている
匂いが違うからだ、他の女の子達に向けている匂いと全然違う

だから

善逸＿＿＿＿どうかAを守ってくれよ




今回の任務も何か嫌なことが起きないか、不安を抱きながら、列車の一番前の方にいるであろう鬼のもとへ足を急せる




☆☆☆

第陸拾弐話 noside(ナレーションは作者がお送りいたします((殴)→←へーん！！

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