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7話 ページ8

みんなよりちょっと遅れて廊下に出た。




目の前には天井が崩れたのであろうコンクリートの瓦礫の壁。

切れた電線からは火花が散っていた。




困惑した私達に追い打ちをかけるように「爆弾だよ」と言う先生。




必死に外に助けを呼ぶ子もいたが、誰も気づいてくれない。





「無駄だよ、皆 自分の事でそれどころじゃない





さあ 教室に戻ろううか


また爆発しないうちに」




私達を怯えされるには十分すぎることだった。




この状況で先生に従わない人はいない。
皆が教室に戻った。





「今の爆発で君達はこの教室と隣の美術室そしてトイレ以外は行けなくなった

完全に退路を絶たれたことになる」





全員が教室に入ると先生が地図を使いながらこう言った。




「全然話についていけないんだけど」




「これドッキリだよね?」




少しの期待をこめた言葉が聞こえてくる。




しかし、先生の答えは…




「もちろん リアルだ






ちなみにこの学校には至る所に爆弾が仕掛けられている」






「この教室にも爆弾があるってことですか?」





逢沢くんが静かな空気の中尋ねる。





「1、2、3」





先生は淡々と口にしながら教室の両端、そして天井を指差した。





皆が驚きを隠せていない中先生は席に着くように促した。





………………………………………………

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玄ちゃん(プロフ) - *てんぷる*さん» いえいえです〜(*´ω`*) 更新楽しみにしてます(o・ω・o) (2019年1月26日 10時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
*てんぷる*(プロフ) - 玄ちゃんさん» 教えて頂きありがとうございます!ただ今訂正しました。 (2019年1月25日 21時) (レス) id: 7689a62089 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 夏帆ではなくて香帆ですよ。 (2019年1月25日 20時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*てんぷる* | 作成日時:2019年1月24日 23時

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