21話 ページ22
その後教室に戻ってもあんな出方だったからか誰も話しかけてこなかった。
少し腫れてる目を見られたくなくて机に伏せていた。
寝てるわけじゃないから話は耳に入ってきた。
誰も澪奈について話しはしない。
気がつけば時間が経っていたのだろう。
8時 15分前に先生が入ってきた。
「どう?考えはまとまった?」
入ってきてすぐにさくらに問う。
「もうちょっと」
「間違えたら誰か死ぬんだ
答えたくない気持ちはよくわかる
でももう8時まで時間がない」
この教室に入ってくると先生の雰囲気が変わる。
それほど真剣ということなのか。
「答えられなければこの教室ごと木っ端微塵だぞ」
静かな時間が流れる。
「さっきの言えばいいんじゃない?」
「あれでいいと思うけど」
「私も」
「さっさと言えよ!」
周りからの声。そして極め付けには甲斐くんのキレた声。
私はさくらは大丈夫かと顔を上げてさくらを見つめた。
「景山澪奈は
今年の全国大会でドーピングした事がバレて自 殺した」
意を決したようにゆっくりと声を出した。
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玄ちゃん(プロフ) - *てんぷる*さん» いえいえです〜(*´ω`*) 更新楽しみにしてます(o・ω・o) (2019年1月26日 10時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
*てんぷる*(プロフ) - 玄ちゃんさん» 教えて頂きありがとうございます!ただ今訂正しました。 (2019年1月25日 21時) (レス) id: 7689a62089 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 夏帆ではなくて香帆ですよ。 (2019年1月25日 20時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*てんぷる* | 作成日時:2019年1月24日 23時