2話 ページ3
眠たい…その一心をかき消しながら歩いている。
廊下を歩いていると前に見慣れた背中。
『おはよ!さくら!』
「あ、おはよ!A」
さくらかわいいなー、元気良く挨拶してくれたけど、立ち止まって何か見ていた様子。
『何見てんのー?…ってまた香帆ちゃん達か』
さくらの目線には一颯先生と倒れたダンボール。
どうやら華ちゃんが倒した模様。
また一颯先生いじめてる…
あんな良いのになんでいじめるんだろ…
私のものと言えるような関係ではないが、1mmたりともそんな関係に近づけてはいないが、彼女達の行動にムカついてしまう。
ああ、もうなんで?そんなことを考えている間にさくらは先生を手伝いに行った。
さくらは言い返すとかできないけど、こうやってきちんと声をかける。
こんな所を見ると本当にいい子だなーって思う。
私も手伝おうと思って先生に近づいた。
『一颯先生!おはよう!私も手伝います!』
「ああ、おはよう A」
先生が笑顔で返事をしてくれる。
先生の笑顔は優しくて、かっこよくてやっぱりすごく癒される。
『先生!これ美術室までですか?』
そう聞きながらダンボールを拾おうとしたら腕を掴まれた。
まるでダンボールに触ってほしくないかのように。
『えっと、手伝わない方がいい感じですか?』
腕を掴まれたまま訳もわからず聞いてみる。
腕を掴んだ時の先生の顔は初めてみるなにか考えてるような顔だった。
「そうだな、チャイム鳴るし早く教室に行け」
次に見せた先生の顔はいつものものだった。そして
「ありがとな、茅野、A」
と言い、頭をぐしゃっと撫でてくれた。
とても心地よくって先生の違和感などすぐに忘れてしまった。
「A、行こ!遅刻しちゃう」
『うん!先生、またね!』
そう言うと手を振ってくれた先生を見て今日も幸せな1日だなと思っていた。
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1、2話の録画を消してしまっているので覚えてる範囲で書きます。大雑把で違ってくるところも出てくると思いますがご了承ください。
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玄ちゃん(プロフ) - *てんぷる*さん» いえいえです〜(*´ω`*) 更新楽しみにしてます(o・ω・o) (2019年1月26日 10時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
*てんぷる*(プロフ) - 玄ちゃんさん» 教えて頂きありがとうございます!ただ今訂正しました。 (2019年1月25日 21時) (レス) id: 7689a62089 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 夏帆ではなくて香帆ですよ。 (2019年1月25日 20時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*てんぷる* | 作成日時:2019年1月24日 23時