17話 ページ18
戻ると教室はとても静かだった。
「A!」
教室に入ってきた私を見て立ち上がる数名。
さくら、唯月、甲斐くんなど色んな人に大丈夫だったか聞かれた。
私は大丈夫と言いながら自分の席へ移動した。
私が戻ってきてどれくらいたったかわからないが、静かな教室に先生の声が響いた。
〈警察の皆さんお勤めご苦労様でーす〉
警察という言葉を聞いてみんな一斉に窓に駆け寄った。
〈お呼びかけして申し訳ありませんが
ただ今生徒にある課題をやらせています
次の指示があるまでしばらくお待ちください
もしその間大人しくしなければ〉
バンッ
〈生徒達の命は保証しません〉
先生は爆破をし、その言葉を言った。
生徒はみな 警察も頼れないと思ったであろう。
その後も静かな空気だった。
現実を忘れる為か呑気なことを話している生徒もいた。
このままでは8時までには答えが出せない。
私はそう思った。
「どうしよっか」
さくらがみんなに聞こえるようなでも小さな声でそう呟いた。
「どうもしねぇよ
察の助けを待ってりゃいい」
「それ本気で言ってんの?」
「あ?」
「見たでしょ!?
警察が動けばウチらがどうなるか」
また甲斐くんと唯月が言い合いになる。
「確かに今は先生の指示に従った方がいいかもしれない」
「指示に従うって…」
「どうして景山澪奈が自 殺したのか
その理由を8時までに考えるんだ
じゃないと本当に誰かが死ぬ」
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玄ちゃん(プロフ) - *てんぷる*さん» いえいえです〜(*´ω`*) 更新楽しみにしてます(o・ω・o) (2019年1月26日 10時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
*てんぷる*(プロフ) - 玄ちゃんさん» 教えて頂きありがとうございます!ただ今訂正しました。 (2019年1月25日 21時) (レス) id: 7689a62089 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 夏帆ではなくて香帆ですよ。 (2019年1月25日 20時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*てんぷる* | 作成日時:2019年1月24日 23時