ホスト部の新入部員はアイドルでした！【男主】【桜蘭高校ホスト部】 (ページ9)

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送信ページ9

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それから僕は暇だったので図書室に向かってみた。
廊下で鏡写しで歩いているような二人に出くわした。

『こんにちは！光、馨。』

光「あれ、鷺ノ宮先輩ってこんにちはって言うんだ！」

馨「てっきりそれなりの業界人だからお昼時でもおはようございますって言うと思ってたよ。」

『えぇ、そーんな、スグルくんじゃあないんだからぁ！』

僕は自分の言った言葉に少し引っ掛かりを感じ、理解した後で昨日のことを思い出しショックでその場で固まってしまった。

馨「ねえ、光。ダイジョブ？この子。」
光「ん？とりあえず学食行こうぜ！馨！」

目の前が真っ暗になった。

「…い。……んぱい。…先輩！」

ハ「どうしたんですか？こんなところで固まって。」

ハルヒが見えた。
いや、実際のところ触ったらいることが分かった。
幻覚ではなかった。

『ハルヒだ。』

ハ「はい。そうですけど。」

僕は悩んでいた。
ハルヒは僕のことを知らなかったし、ハルヒに相談しても理解してもらえないかもしれないと思った。
しかし、僕の行きついた答えはとりあえず話してみることだった。
図書室の端のほうで二人でしゃがんで話し始めた。

ハ「なるほど、つまり内容はよくわからないけどふとした一言でケンカしちゃったんですね。」

　 ※ ハルヒはホ〇の意味を理解していません。

『うん。』

ハ「それは素直に、ごめんなさいしたほうがいいと思いますよ。」

『なんて謝れば、いいんだろう。』

ハ「相手は、先輩より大人なんですから、思ってること全部伝えたらいいんじゃないですか？」

『そっか！そうだよね！そのとおりだ！ありがとう！』

僕は携帯電話を取り出し、メールをする。

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宛先：スグルくん
Cc/Bcc:
件名：ごめんね

スグルくん
昨日は驚かせてごめんね
今日会いたいんだ。
今日がだめなら明日でもいいから。
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送信。

送った。送ってしまった。
また気分を悪くしてしまったらどうしよう。

でも、僕は仲良くしたいだけなんだ。
今までみたいに…。

返事が返ってくるまでそう時間はかからなかった。

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差出人：スグルくん
宛先：ssaginomiy@usatyan.com

わかった。

今日の夜７時から事務所に近いファミレスに行こう。
待ってる。
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返事はいつものやり取りよりもそっけなかった。