ホスト部の新入部員はアイドルでした！【男主】【桜蘭高校ホスト部】 (ページ13)

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蓮華 ◎ ページ13

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翌日

あ、あの後ろ姿はれんげちゃんだ！
僕は走って追いかけた。

れ「なんですの？あら、Aくん。ごきげんよう。」

『ごきげんよう！』

思わず叫んでしまった。

れ「そんなに大きな声を出さなくても聞こえていますわ！」
...怒られた。

『れんげちゃんは、今から部室に行くの？』

れ「ええ、そうですわ。Aくんも？」

僕は嬉しかった。いつも遅れて行かなくてはならないから(補習で)、いつも単独行動しかして来なかったから(補習で)。部活の人と話しながら部室まで歩いてみたかったのだ。

『れんげちゃんって、鏡夜のこと大好きだよね。』

僕は何故かこの話題しか出てこなかった。

れ「ええ、ステキですわ…とっても。大好きですの。」

そう言ってれんげちゃんは少し切なそうなうっとりとした表情をした。

あぁ、この人は本当に鏡夜の奥さんになってしまうかもしれない。と僕は思ってしまった。

それからは会話をすることなく第三音楽室に着いてしまった。

双子「「言ってくれるねぇ。」」
声が聞こえる。

れんげちゃんが扉を開く。

れ「皆さん！」
皆が少し反応した。

れ「ホスト部看板娘のれんげがクッキーを焼いてまいりました。」

あれ？クッキー持ってたっけ…
あ、だから遅れたのか。

環「おーお！女の子らしい。感動したぞぉ！」

環の動きがうるさい。かっこいいけど。

環「俺はれ「あんたのために焼いたんじゃないわよ、ニセ王子。」ガハッ！」

また環がニセ王子でダメージを受けた。
ぐっとじょぶ環。意味あってるかな。
あぁ、環が落ち込んじゃった…。

そんなことは気にもとめず鏡夜のところに行くれんげちゃん。

れ「少し焦がしてしまいましたの。でも分かっていますわ、鏡夜様ならなんとおっしゃるか…」

わかるんだ…予知能力かな。
れんげちゃんがくねくねしながら何か言ってる…

僕は環の頭を撫でながら見ていた。

埴「確かに焦げ過ぎだね。」

銛「光邦よせ、体に悪い。」

あ、れんげちゃんの顔色が変わった。
あ、怒った。

埴「うわぁあああ」

部室内をハニー先輩を抱えたモリ先輩とメデューサれんげがちょこまかと追いかけっこをしている。

ハルヒがクッキーを口にした。

ハ「香ばしくて、そんなに悪くないけど。」

双子が何か悪巧みを思いついたようだ。
ハルヒに近づいて行く。