入学 ページ2
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今日からこの馬鹿でかい学校に行く。
入学が決定して、家族やメンバーは泣いて喜んでいた。
この学園のクラス分けは特殊なものだ。家柄によってクラス分けがなされているらしい。
この学園の入学試験は僕の場合はなく、名の知れた芸能人であることと、学生であることが条件で、そこから一人選ばれる形だった。
とは言っても、入学したいと思うものは、相当神経が図太いか、バカか天然と言ったところだった。
つまり、そもそも芸能特待で行こうなんてものは僕以外にはいなかったわけだ!
そんなこんなで転入生のように扱われる訳だが。家柄によるクラス分けなためほとんど人が変わらないのが大きな要因であることは確かだ。
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先生「入ってきてください」
話は聞いていなかったが呼ばれた気がしたので教室に入る。
黒板に名前を書く。
『鷺ノ宮 Aって言います。よろしくです。』
先生に指定された席に着く。
え?なんで周りが静かなの?って?
今僕はマスクをしているし、僕のクラスはA組。つまり筋金入りのおぼっちゃまおじょうちゃまだ!皆アイドルくらいでは騒がない。
新鮮だが僕は、落ち着いていた。
そんな矢先!
?「おい、君」
と声をかけられた。
声の方を向くと見事なまでのイケメンがいらっしゃった。
『なん、、、です、か?』
僕はイケメンと話す時に緊張してしまうという習性がある。
僕は思った。どストライクで苦手なタイプだ!と。
固まってしまっていると後ろの黒髪のメガネの人がイケメン王子に言った。
メガネの?「はぁ、環。名乗ることから始めたらどうだ?」
イケメン?「うむ、そうだな!」
僕は目を白黒させていた。
環「俺は須王環 (スオウタマキ) だ!こっちの眼鏡の方は」
鏡「鳳鏡夜 (オオトリキョウヤ) です。よろしく。」
『た、環と鏡夜。よろしく。僕は鷺ノ宮Aです!』
俺は全力で営業スマイルをする。それというのも「緊張をさとられてはならない。」という考えからだった。
さとられてしまえば相手に気を使わせてしまう。リーダーが言っていた。
「緊張していても笑っていればどうにかなる」
って。
環が話を続ける。
環「鷺ノ宮A!ホスト部に来ないか?!」
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マーシャ(プロフ) - 作者の×他1人のもう一人とはわたしのことであり、中身の人間は同一人物でございます。 (2021年3月18日 15時) (レス) id: b844612d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラビット0210 x他1人 | 作成日時:2021年1月12日 0時