そばにいさせて～changmin～ (ページ37)

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派手な髪色の女性ページ37

『服は？このままでいくか？』

西野の声に2人を見ると、ユノとチャンミンはツアーグッズのパーカーを着ている。

『私服より、このほうがいいですよね？』

三橋に確認すると、このままいっちゃいましょうと返事がくる。

『じゃー仲良く抱き合った写真にするか！』

『てれるなー！』
『いやです。』

『え！チャンミンいやなの？』

『いやですよ！なんで男どうしで抱きあいますか！』

『じゃあ、ぼくがうしろからハグす…』

『いやです。』

2人のやりとりに、三橋がすみませんと笑ってくる。

結局、肩を抱き合うということで落ち着いた。

『じゃー撮るぞー？』

西野は、くそーほんとイケメンだなー！ユノ、もっとチャンミンに顔寄せろ！と話し掛けながら写真を撮っていく。

『ヒョン、寄りすぎです！』

『だってーわたるヒョンがー…』

『おい！あんまり動くとブレるだろ！』

Aは三橋と笑いながら、その様子を見守った。

撮った写真は、どれもみんな楽しそうだ。

『やっぱりブレたな。笑』

8枚撮った中の3枚の写真は、ユノやチャンミンが少しブレている。

『じゃあ、この5枚にしましょう。』

ちょうど予定の枚数になって良かったと笑い合っている時、控え室のドアがノックされた。

『眞鍋です。』

三橋が答えると、ドアが開く。

『失礼します。衣装の…』

入って来たのは、あの時案内してくれた、派手な髪色の女性だった。

Aがいることに驚いたのか一瞬止まったが、何かありましたか？という三橋の言葉をきっかけに、控え室へ足を踏み入れた。

『あ、はい。変更予定のパンツ見本が来たので、早いほうがいいかと思って。』

あぁ、あの件ですねと三橋は頷き、ユノとチャンミンに確かめるよう促す。

『サイズが合うものを取り寄せたので、ユノさんもチャンミンさんも穿いてみてください。』

わかりましたーとその場で着替えようとするユノを、

『ヒョン！Aさんの前でやめてください！』

と、チャンミンが止める。

『私は見慣れてますけど…ねぇ？』

真鍋のその言葉に、Aは苦笑いする。

『Aヌナ、はずかしい？』

『ヒョンがはずかしがってください！いきますよ！』

チャンミンはユノを連れて部屋を出ていく。

着替え見たかったろ？とからかってくる西野を、そんなわけないでしょ！と軽く叩く。

そんなAを、真鍋はじっと見つめた。