そばにいさせて～changmin～ (ページ36)

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ぼくはここですよ？ページ36

1週間後、クリスマス限定商品の特典が出来上がった。

三橋と選んだ5パターンずつの写真は、ミニカードにした。

DAYにはユノ、NIGHTにはチャンミンのカードをそれぞれ1枚ずつ付けて販売する。

さらには抽選を行い、当選者には2人のポラロイド写真をプレゼントできることになった。

三橋も2人も、そのお願いを快く引き受けてくれたのだ。

今日はその写真を撮りに、西野と2人でライブ会場を訪れている。

『Aさん！西野さん！お待たせしました。』

『三橋さん！すみません、終演後でお忙しいのに。』

『いえ！身動きが取れないので、むしろ来てくださって助かります！』

『悠太ヒョン、優しい！』

ふざける西野に、三橋が声を出して笑う。

ALL PASSをもらい、3人で東方神起の控え室へ向かう。

『明日からも予定が詰まっているので、今日しかなくてすみません。』

『こちらこそ！お2人もきっとお疲れなのに…』

『Aヌナ！わたるヒョン！』

呼ばれたほうを見ると、ピョンピョンとユノがジャンプしている。

さっきまで、何時間もライブをしていたとは思えない。

『見ての通り元気なんで、大丈夫です。』

三橋は苦笑いだ。

『それなら良かったです！』

Aもユノの姿に笑ってしまう。

『ヌナ！あいたかったよー！』

目の前にくると、ユノが抱きしめてくる。

『わっ！ふふ！ユノさん、お久しぶりで…』

『うわっ！？』

Aが言い終わらないうちに、チャンミンがユノを引きはがす。

『抱きつくな！ヒョンはスキンシップがはげしすぎます！』

睨みながら、ユノにそう言っている。

『チャンミン、こわい…』

そう言ってチャンミンを見るユノに、俺には会いたくなかったのか？と西野がいじけたフリをする。

ヒョンにも会いたかったに決まってる！ほんとかよー？と笑いながら、三橋と3人で控え室に入っていく。

その姿に笑うと、チャンミンがAをのぞき込む。

『ぼくはここですよ？』

『わかってるよ！』

『ユノヒョンしか見てないから、おしえてあげました。』

と言い、控え室に入っていく。

最近、チャンミンはこうして少しのヤキモチを妬く。

ぼくを見て？好きでいて？と言われているようで

『もうっ。』

と呆れながらも、Aはそんなチャンミンをかわいいと思うのだ。