ダダン一家 ページ5
_____Aside_____
丸一日中探して、やっと見つけた。
目的の彼は、オオカミに襲われている真っ最中。
『ルフィー！！！大丈夫？』
ﾙﾌｨ「Aじゃねェか！
久しぶりだ…ぎゃー！！！それより助けてくれよ！！」
『水鉄砲』
指を銃のようにし、人差し指と中指から水の弾を出す。狼を即座に射殺し、ルフィを無事に確保。
…と、ここまではよかった。
ここから、谷から這い上がるのになんと一週間かかったのだ。
一日目はルフィが手を滑らせ、怪我のために中断。
二日目は虎公と遭遇。
三日目は嵐で足止め。
四日目はルフィが栄養失調のために食料集め。
五日目以降は説明するのも面倒くさいほど色々あった。
七日目の夜、なんとか無事にルフィの住む小屋に着くことが出来た。
『ごめんくださーい』
背中にルフィを背負ったまま扉をノックし、訪問の挨拶をした。
小屋の脇では、夜中にも拘らず、犬が吠え続けている。
「誰だこんな夜中に…
って、ルフィじゃニーか！」
小屋からでてきたのはほぼ同身長の男の人。ルフィによると、名前はドグラと言うらしい。
ﾄﾞｸﾞﾗ「お…お頭ー！！大変だニー！」
「なんだい、こんな夜中に…ってルフィ！！
誰だい、その女！」
ﾙﾌｨ「よお…ダダン…。こいつはA…」
"ダダン"という名前は聞いたことがある。
確か、エースの居候先だったはず。
『これはこれはダダンさん。真夜中に大変失礼致しました。
ルフィの紹介に預かりました、Aです。以後お見知り置きを』
ﾀﾞﾀﾞﾝ「お前は丁寧すぎて逆に気持ち悪いな！
ここに住む場所はもうねェぞ！クソガキ二人の面倒を押しつけられて、こっちは毎日死にそうなんだよ」
『承知しております。
では、私はこれで失礼させていただきます』
少しのほほんとした長身の男──ルフィによると名前はマグラというらしい──に、怪我をしてボロボロのルフィを預けると、マグラさんは口を開いた。
ﾏｸﾞﾗ「まーまーこんな真夜中に一人で帰るのは危ない。今日は泊まってったらどうだ？
いいだろ、お頭？」
ﾀﾞﾀﾞﾝ「……………ちっ、今日だけだぞ」
『ふふっ、お優しいんですね。
今日はお言葉に甘えて休ませて頂きます』
ダダンさんはルフィの手当てが終わったのを見計らって、彼の首根っこを掴んだ。
「着いてきな」と言うと、さっさと階段を上っていった。
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まゆこんぶ(プロフ) - 竜胆さん» こんにちは！ありがとうございます！！続編作れたのも皆様のおかげです！！何シリーズまで続くかは分かりませんが満足のいくように終わらせます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 984aeb020d (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - 続編おめでとうございます！楽しみにしてました！w (2020年10月28日 19時) (レス) id: bc5f14382a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆこんぶ・さえこんぶ | 作成日時：2020年10月28日 13時
