ゴミの分別 ページ33
ご存知の通り、ここは洗濯物置きという名のゴミ捨て場である。
だが、ゴミ捨て場には本当の廃棄物以外にもいくらか物が置いてあり、
洗濯物を干すのに使えそうな丈夫な紐であったり、研石、健康志向な山賊が隠し置いたとされる野菜の種･肥料･栄養剤が埋もれていた。
市場で売れば、高値で売れそうな代物など置いてあることから、四つのパターンに分けることにした。
一つ目、洗濯物
二つ目、廃棄物
三つ目、これからの生活に役立てられるもの
四つ目、売る
まずは、圧倒的な場所を陣取る廃棄物からまとめることにした。
ふと立ち上がろうと前かがみになると、“黒い何か“と目が合った。
『え...！！』
ベシン
『とりゃっ！』
逃げ惑う勢いに任せて足で踏んだ後に体重をかけて踏み潰した。
忘れた頃にやってくる、ここがゴミ捨て場であるという現実。
覚悟を決めて取り組まなければいけなかった。Gなど恐れるに値しないッ！気持ち悪いけど。
切り替えて再開し、片付けていて一番驚いたのは焦げて使えなくなったフライパンの量である。
料理はきっと苦手なんだろうな。でもすごい！
苦手なのに毎日二十人前後の大男の腹を満足させていたと思うと流石のダダンさんだと思う。
やっぱり負担を少しでも減らしてあげたい。だがまあ、捨てるもんは捨てて頂きたい。
私って結構、単純＆前向きだな...
ふぅ...
『な、なんだこれ？！』
キラキラと光るハンカチが山の下からこちらを覗く。
『ふんっ！...ハッあああ！！』
出てきた！！何これ？！
とんでもなく綺麗な生地でできている。
『かっちょ良い〜！！ピカーンってしてる！！
おーい！！ダダん...！！さんはまだ起きてないんだった。』
後で渡そう！
ここは冒険のにおいがぷんぷんするぞッ！！
不思議！ゴミ山がゆら〜り傾いてる！
『うぎゃ...
たァ、助けて...』
土の重さが肺を圧迫して苦しい...！
私は？誰も入ってくることは無いであろうこの密室にたった一人、埋もれていた。
『み、水鉄砲...』
ビューン...バリン！！
『え？』
今、ガラスの割れる音がしたよね。
運悪く、壁をつきぬけて食器棚に直撃した？
いやいや、ここに限ってそんなことは無い。なぜなら弾の向かった方向は天井側だ。
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まゆこんぶ(プロフ) - 竜胆さん» こんにちは！ありがとうございます！！続編作れたのも皆様のおかげです！！何シリーズまで続くかは分かりませんが満足のいくように終わらせます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 984aeb020d (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - 続編おめでとうございます！楽しみにしてました！w (2020年10月28日 19時) (レス) id: bc5f14382a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆこんぶ・さえこんぶ | 作成日時：2020年10月28日 13時
