名誉ある料理長 ページ31
ﾀﾞﾀﾞﾝ｢美味い！！...決めたァ！
今日からお前は料理長！
野郎ども！意義を唱えるやつはいるか？！｣
「居るわけない！！」
「「おおおおおお！！」」
『ありがとうございます！ﾍﾟｺｯ』
良かった。料理の腕に自信はある。だけど、こんなにも全肯定されたら、やっぱり嬉しい！鬼の首を取ったような、気持ちだ。
ｴｰｽ｢おかわり！｣
『え？あ、いっぱいあるよ』
ｴｰｽ｢入れてくれねェか？｣
普段から何でも自分でこなすエースに、こんなにも真正面から頼まれたのは初めてで、戸惑った。
『うん！』
嬉しい。頼まれる＝嬉しいじゃないけど、恋って、多分こういうことを言うんだろうな。誰かを喜ばせるために身を尽くすこと。
『はい！』
ｴｰｽ「ありがとう！ﾆｯ」
悪戯っぽく笑うエースを見ると、こちらまで笑顔になれる。
ﾀﾞﾀﾞﾝ｢ほらよ｣
背中をつつかれて後ろを見ると、ピンクのカーネーションの刺繍されたハンカチを持ったダダンさんがいた。
『？私、泣いてるじゃん！！
ありがとうございますっ...ｸﾞｽｯ』
垂れそうな鼻水をすすると風邪をひいた時のようだ。
ﾀﾞﾀﾞﾝ「自分が泣いてることにすら気づかないなんて、鈍感なやつだ。」
ﾄﾞｸﾞﾗ｢風邪引いたんじゃ二ーか。｣
『な！？風邪？！生まれてこの方熱を出したことなんてないのに...有り得ませんよ！』
ﾏｸﾞﾗ｢まァまァ...早く風呂に入って寝た方が良いしな。新しい環境で情緒不安定になってるのかもな｣
『あ...昨日はお風呂に勝手に入ってしまいました...！すいません。』
ﾀﾞﾀﾞﾝ｢明日から仕事あるんだ。さっさと寝やがれ！｣
『...優しいですね』
その場を後にしてお風呂場へ向かった。
_______________
パチンッ
鏡の前で自分の頬を叩く。
『武士なのに泣くなんて、情けないわね！
もう二度と人前で泣かないと誓ったのに...。』
最もらしい理由をつけて泣けるほど、私は善人ではない。他人の脛をかじって生きてきた人間なのだ。
目を瞑ると、嫌でも脳で再生される。
_______________
「桃源十拳！！！」
「無敵のカイドウ様が斬られた？！」
ぎゃああああ
「オオ...！！」
「二度と来るな「ワノ国」へ！！」
「動くなおでん！」
「父上助けて！父上！」
「モモ...」
『危ないッ！！』
ガンッ
_______________
カイドウを殺すと決めた日。もう二度と大切な人を失わないように、弱みを見せないと決めた日。
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まゆこんぶ(プロフ) - 竜胆さん» こんにちは！ありがとうございます！！続編作れたのも皆様のおかげです！！何シリーズまで続くかは分かりませんが満足のいくように終わらせます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 984aeb020d (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - 続編おめでとうございます！楽しみにしてました！w (2020年10月28日 19時) (レス) id: bc5f14382a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆこんぶ・さえこんぶ | 作成日時：2020年10月28日 13時
