戦略 ページ19
「おーい！Aー！！」
声のする方向へ顔を向けると、小さい影が二つ動いている。どうやらその影は、中間の森からグレイターミナルへ来る途中の人のようだ。
彼らに違いない。
『エース！！サボー！！』
彼らの顔を見て安心し、頭蓋骨事件のことはもうどうでもよくなっていた。
ｴｰｽ｢あ！！A！！
またお前先走りやがって！！｣
ｻﾎﾞ｢今までどこにいたんだ？
結局同じだったじゃねェか｣
『うん、まあちょっと…取り込み中だったの。
じゃあ……、
乗り込みますか！』
ｴｰｽ･ｻﾎﾞ｢「おう！！」」
こうして話していても足を止めることはしない。今は一刻を争う事態なのだ。
ルフィの気配が強くなる方へただただ足を動かす。
そして、やっと目的の小屋に到着した。
「「『やめろーーー！！！！』」」
既にボロボロのルフィが、ポルシェーミに斬られる寸前で突撃した私たち。そのまま持ち場に着いた。
『ルフィ、もう大丈夫よ！
あとは私たちに任せて！！』
ﾙﾌｨ｢あ...エースに…Aも…！
助けに来てくれたんだな！！｣
『エース、サボ行くよ！』
ｻﾎﾞ｢ああ！｣
ｴｰｽ｢言われなくてもわかってる！｣
ﾎﾟﾙｼｪｰﾐ｢ほう...俺の部下を破ったのか。
まあ、自分らで来てくれたなら好都合だ！！｣
ｴｰｽ｢とりゃー！！｣
ガキーン
鈍い音が狭い小屋の中に響き渡った。
それは、エースの鉄パイプが相手の真剣によって真っ二つに折られてしまったことを示したものだった。
ﾎﾟﾙｼｪｰﾐ｢わかったか？
お前たちと俺ではレベルがちげえんだよ｣
武器を失った相手を見て、ポルシェーミは意気揚々と声をあげた。
そんな彼とは対照的に、部下たちは子ども相手に手を煩わせていた。
｢ポルシェーミさん！！
片方のガキが縄を解こうとしてます！！｣
ﾎﾟﾙｼｪｰﾐ｢自分らで何とかしろっ！！それぐらいできるだろう！！｣
『動かない方がいいと思うわ』
素早く喉仏に"春山"の刃先を当て、行動を抑止した。
｢…！！！｣
ﾎﾟﾙｼｪｰﾐ｢腰抜けが...！！
女のガキになに怖気付いてんだ！｣
上司の命令には逆らえなかったのか、
筋肉が緊張した状態で「やーっ！」と言う掛け声と共に、刀を振り上げた。
が、もちろん見事なまでに太刀筋が乱れている。
「...ぐはぁっ！！｣
急所は外して、あばら骨から背骨にかけて拳を打ち込んだ。
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まゆこんぶ(プロフ) - 竜胆さん» こんにちは！ありがとうございます！！続編作れたのも皆様のおかげです！！何シリーズまで続くかは分かりませんが満足のいくように終わらせます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 984aeb020d (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - 続編おめでとうございます！楽しみにしてました！w (2020年10月28日 19時) (レス) id: bc5f14382a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆこんぶ・さえこんぶ | 作成日時：2020年10月28日 13時
