ルフィ拉致 ページ15
ﾎﾟﾙｼｪｰﾐ｢ん？何だこのガキ。｣
ルフィはポルシェーミに首を捕まれ、その手から逃れようともがいている。
いつも揉め事の渦中にいるルフィの行動は、もはや神業としか言いようがない。
ｴｰｽ･ｻﾎﾞ｢「かァーーーー！！！」｣
『ルフ……ん…』
大声で名前を呼ぼうとすると、サボが私の口を手で塞いだ。
ｻﾎﾞ「いまはダメだ、A！
お前まで捕まったら困る」
彼の制止を理解して静かに頷くと、サボは私の口元からゆっくりと手を離した。
ﾙﾌｨ｢何すんだ！！
...助けてくれ"エース"！！｣
ｴｰｽ｢俺の名前を...！！｣
ﾎﾟﾙｼｪｰﾐ｢お前、エースを知ってんのか？｣
ﾙﾌｨ｢友だちだ！
…あ、でもさっきオレ、殺されかけた｣
ｴｰｽ｢あいつ…ベラベラと！｣
ﾎﾟﾙｼｪｰﾐ｢一応聞くが、今日エースの奴がおれ達の金を奪って逃げたってんだよ。
どこにあるか知らねえよな...？｣
長い沈黙に、私たちは無意識に隠し場所へと視線を向けた。
が、突然ポルシェーミの驚きの声が辺りに響き渡り、私たちはルフィに再び目を遣った。
ﾙﾌｨ｢しーらねーっと...｣
ﾎﾟﾙｼｪｰﾐ｢嘘下手！！！
よしよし、知らねえなら仕方ねえ。
思い出させてやるから安心しろ！｣
ﾙﾌｨ｢なんだおい！離せよ！
どこ連れてくんだよ！｣
首根っこを掴まれたまま、ルフィはどこかへ連れていかれた。
ｻﾎﾞ｢どうする？｣
ｴｰｽ｢どうするって、…決まってんだろ！！｣
ｻﾎﾞ｢あいつが喋って、ポルシェーミが帰ってきたら今回の盗品だけでなく俺たちが貯めた5年分の貯金が全部取られちまう！！！｣
二人は一目散に例の木まで駆けて行き、あっという間に枝に登った。
ｴｰｽ｢急げっ！！Aも手伝ってくれ！！｣
『…いや。
私はルフィを助けに行ってくるよ』
ｴｰｽ｢は...！！？｣
ｻﾎﾞ｢一人で行くのかよ！！｣
『うん。"友達"だから。
守らなきゃいけないの』
ｴｰｽ｢ダメだろっ！！
サボだってあいつがイカれてるって言ってたじゃねェか！｣
『わかってる。
だけど、助けに行かなかったらルフィはどうなるの？
二人でやって！』
ｴｰｽ｢サボ、箱に入れてくれ！！｣
ｻﾎﾞ｢おう！お前はそこで待ってろ！｣
二人の自由への"宝"に執着する気持ちも理解出来るため、一見冷淡なこの言動を咎められなかった。
彼らに気づかれないよう、そっと足を踏み出した。
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まゆこんぶ(プロフ) - 竜胆さん» こんにちは！ありがとうございます！！続編作れたのも皆様のおかげです！！何シリーズまで続くかは分かりませんが満足のいくように終わらせます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 984aeb020d (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - 続編おめでとうございます！楽しみにしてました！w (2020年10月28日 19時) (レス) id: bc5f14382a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆこんぶ・さえこんぶ | 作成日時：2020年10月28日 13時
