ポルシェーミ ページ14
ｴｰｽ｢殺そう｣
ｻﾎﾞ｢よし、そうしよう｣
『何怖いこと言ってんの！！ダメだよ！！』
ﾙﾌｨ｢え…！？
ええええ！
殺さないでくれよ！助けてくれ！
死にたくねえよ、A...！！｣
ルフィは泣き顔をこちらに向け、必死に私の助けを求めた。
ｻﾎﾞ｢バカ！静かにしろ！｣
ｴｰｽ｢サボ！さっさとやれ！｣
ｻﾎﾞ｢何言ってんだ！お前がやれよ！｣
ｴｰｽ｢おれは人なんか殺したことねえよ！｣
ｻﾎﾞ｢おれだってねえよ！やり方わかんねえよ！｣
二人が難役を相手に押し付けようとしている姿に、呆れしか感じない。
殺せないに決まってるのに。
『いや、それが普通だからね？』
ﾙﾌｨ｢水に落とすのはやめてくでええ！｣
ルフィは泣きながら自分の弱点を自ら告白した。彼のする事は、たまに…いや、ほとんどいつも人智を超えている。
ｴｰｽ｢よし、川だ！｣
ｻﾎﾞ｢こいつ、なんで自分から言ったんだ？｣
ｴｰｽ｢バカなんだよ！｣
ﾙﾌｨ｢助けてくれえ！｣
ｴｰｽ･ｻﾎﾞ「｢うるせえ！｣」
『あんたら二人が一番うるさいわ！！』
私の怒鳴り声に三人とも固まり、各々が口を噤んだ。
ｴｰｽ｢Aに女帝感が...！｣
『うるさい、エース』
｢おーい！こっちで声がしたぞ！！｣
遠から知らない男の声がした。数人がこちらに近づいてくる気配がする。
ｴｰｽ｢ﾁｯ、誰か来る...！！｣
『それに、来るのは一人じゃないわ』
ｻﾎﾞ｢とりあえずこいつの縄を解け！！｣
二人は慣れた手つきでルフィの縄を解くと、彼を掴んで全員草むらに一旦隠れた。
_________
グレイターミナル方面から来たのは、本物の刀を持った大男と怪我を負った中肉中背の男二人。
｢お前らから金を奪ったのは、その“エース”で間違いねェんだな？｣
｢は、はいｯ！！全く情けねェ話です｣
｢エースってのはここらでは有名なガキだ｣
ｴｰｽ｢あのチンピラ達、ブルージャムのところのやつだったのか。
やべえ金に手をつけちまった...｣
眼前の緊迫する状況を、皆固唾を飲んで見守っている。
そんな中、おもむろにサボが口を開いた。
ｻﾎﾞ｢あのポルシェーミってやつ、イカれてるんだ！！
…戦いに負けたヤツは生きたまま頭の皮を剥がされる｣
『ここは適当にやり過ごして...…ん？』
気のせいか、先程まで隣に人がいたはずなのに、空間ができている。
ｻﾎﾞ｢ところでアイツは...？｣
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まゆこんぶ(プロフ) - 竜胆さん» こんにちは！ありがとうございます！！続編作れたのも皆様のおかげです！！何シリーズまで続くかは分かりませんが満足のいくように終わらせます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 984aeb020d (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - 続編おめでとうございます！楽しみにしてました！w (2020年10月28日 19時) (レス) id: bc5f14382a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆこんぶ・さえこんぶ | 作成日時：2020年10月28日 13時
