未来 ページ12
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一ヶ月、二ヶ月と時は流れた。
雨の日も突風の吹く日も、ルフィはエースを追いかけ続け、生傷の絶えない彼の追跡が三ヶ月を過ぎた。
何度ルフィを傷つけるなと言ってもエースは聞かないし、加えてルフィもエースに自力で認められることを望んでいるため、余計なことは口出ししないことにした。
もちろん、目の前でその仕打ちを目撃したら怒っているが。
今は待ち合わせの木の上でサボと一緒にエース待ち。
ｻﾎﾞ｢お前とエースはだいぶ仲が良くなったよな！俺はすげぇ嬉しい！！
エースの表情が前よりも断然柔らかくなったからな｣
そう語るサボは、本当に嬉しそうだった。
『そう？
思い当たることは...……ある、確かに』
エースから過去の話を聞いた時から、よく話すようになった。
ルフィ捜索事件の時はいきなり額にキスされたし…。
ｻﾎﾞ｢それに、敬語使わなくなったな｣
『だね。
周りに敬語で話す人がいないからかも…。
...口悪くならないように気をつけよー』
ｻﾎﾞ｢ものすごい棒読みだな…｣
サボに呆れ顔を向けられ、彼と反対側に顔を背けると、見覚えのある姿がひとつ。
ｴｰｽ｢おーい！！
二人ともいるか？遅れた！！｣
『あ、エースだ』
ｻﾎﾞ｢遅かったな！
俺たちはもうひと仕事してきたぞ！｣
ｴｰｽ｢...そうか！実は俺もだ！！｣
そう言う彼の肩には白い麻の袋が提げられている。
彼の姿が見えなくなったと認識したや否や、横にエースが立っている。
『はや…』
ｴｰｽ「当たり前だろ。
オレは毎日、往復山道修行をしてんだからよ」
『はいはい。聞き飽きたわよ、それ』
ｴｰｽ「オレがお前を打ち負かすのも遠くない未来だ」
エースの煽りに反論を突きつけようとした時、いきなりサボが大声を上げた。
ｻﾎﾞ「おい…、すげェ！！俺よりすげェ...！！
こんな大金どうした？」
ｴｰｽ「へへっ。
大門の側でよ、チンピラ達から奪ってやった」
私の目が捉えたのは、今まで見た事ない量のお札に黄金のアクセサリー、宝石など。
今までの"集金"の中で、最も立派な偉業を成し遂げていたのは一目瞭然だった。
『すごい...！
二人はお金を貯め始めて、もう5年になるんだもんね…』
ｴｰｽ｢早くしまえ。誰に見られるかわからねェ｣
二人は少し遠くの青い海へ目を遣った。
私も、彼らにつられて同じ方向へと体を向けた。
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まゆこんぶ(プロフ) - 竜胆さん» こんにちは！ありがとうございます！！続編作れたのも皆様のおかげです！！何シリーズまで続くかは分かりませんが満足のいくように終わらせます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 984aeb020d (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - 続編おめでとうございます！楽しみにしてました！w (2020年10月28日 19時) (レス) id: bc5f14382a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆこんぶ・さえこんぶ | 作成日時：2020年10月28日 13時
