日常 ページ1
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のどかな春の太陽の下、頭上では鳥の番いが楽しげに鳴いている。
シャンクス達の出港から少し月日が経った。
肺活量や筋力は一年間の山修行でかなり増幅した。
そのため今度は技術、特に剣技や悪魔の実の能力を上達させることに重点を置くことにしている。
そして、ルフィももう7歳。
私がワノ国から出航した歳と同じであり、そろそろ彼も自立するべきだと考え、彼への差し入れ含め、フーシャ村への訪問数を大幅に減らした。
かれこれ数週間は村へ行っていない。
最近の日課は、海賊貯金集めと刀に覇気を纏わせるための練習が中心である。
ｻﾎﾞ｢エースの奴、またどっかで油売ってやがるな...｣
『うん。絶対そうね』
"集金"を終えてとっくに帰ってくる時間帯なのに、待ち合わせ場所に戻ってくる気配はない。
木の枝に座って足をぶらつかせていると、端の方で何かが動く気配がした。
『あ、エース！』
ｴｰｽ｢...すまねェ、遅れた！｣
遠くで返事をした青年がこちらへ駆けてくる。
ｻﾎﾞ｢やっと来た！エース！！！｣
サボは余程腹を立てていたようで、沸騰させたやかんのように頭から湯気が出ている。
エースが待ち合わせの木の根元に到着するタイミングを見図り、私とサボは地面へ降りた。
ｴｰｽ｢わ、悪かったって！！
チンピラ達から金を奪うのは簡単だったんだが、そいつらよりも厄介なやつをじじいが連れてきやがったんだ！｣
今にも殴りかかりそうな勢いのサボを抑えて、いつものように"集金"の見せ合いをするように促した。
ｻﾎﾞ「…せーのっ！！｣
バンッ
三人で同時に見せ合う袋の中身は、将来使う海賊貯金に当てられる所謂「略奪金」。
『珍しくエースがビリ...』
ｻﾎﾞ｢ほんとに今日は何があったんだよ。大丈夫か？｣
サボの真っ直ぐな瞳に負けたのか、「あのな」と息をつくように話し始めた。
ｴｰｽ｢......や、ルフィっていう、しつこくて何も考えてなさそうなやつと一緒に住むことになってよ。
そいつに付きまとわれて、ろくにできなくて...」
滅多に弱音を吐かないエースが珍しく胸の内を吐露したことに、私たちは目を合わせた。
「あ、でも昼飯はとってきてやったぞ｣と続けた彼の言葉に、私の瞳はサボからエースを映した。
『ルフィ...？
麦わら帽子を被った、あのルフィ？』
知り合いなのか、と尋ねるエースとサボに今まで山を下りる度に会っていたことを伝えた。
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まゆこんぶ(プロフ) - 竜胆さん» こんにちは！ありがとうございます！！続編作れたのも皆様のおかげです！！何シリーズまで続くかは分かりませんが満足のいくように終わらせます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 984aeb020d (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - 続編おめでとうございます！楽しみにしてました！w (2020年10月28日 19時) (レス) id: bc5f14382a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆこんぶ・さえこんぶ | 作成日時：2020年10月28日 13時
