【東海オンエア】 hey girl !

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虫眼鏡side









掃除を始めて45分を過ぎた頃 、一通りやり終えて

2人でカメラの前に座って雑談をしていると

りょうくんが お茶を持ってやって来てくれた。









りょう「 あれ、もう終わったの？ 」




「 うん、大体ね。 もうご飯行くって？ 」



りょう「 ううん、俺は普通に様子見に来たのと、

お茶届けにきた 」



A「 さすが！ 」









それからは、しっかりと掃除の手を止めて

りょうくんを僕たちの間に挟んで 休憩。



区切りのいいところで終わってることだし、

ちょうどいいかもしれない。









A「 一仕事したあとに飲むりょうのお茶は格別だね 」




りょう「 ねえ、どう見てもペットボトルじゃんこれ 」




「 Aって、りょうくんのイケメンいじり好きだよね 」




A「 いじり、じゃないから りょうはイケメンじゃん 」



りょう「 本当、いじめだからね！ 」









東海オンエアには いじめっ子がたくさんいる。



その中でも 、Aは群を抜いていて

あのドSのりょうくんを たじたじにできるのがA。


このパワーバランスは不思議だ。



高校時代からりょうくんを イケメンイケメンと言いつつ

少しドジなところを見せれば一番に喜んでいたのは

Aだったという。









A「 最近のりょうって何でもできる超完璧人って

感じじゃなくなってきてるじゃん ？

私てきに それがすごいツボなんだよ 」




「 それ、最近よく言ってるよね 」




A「 そう！ ちょっと前までは 空気ぶち壊してく

としみつがツボだったんだけど 、最近はりょう！

何かいいよねぇ 〜 」




りょう「 うざいなぁ 」









なんて言うりょうくんの顔は 百点の笑顔。




ここ2人の関係性、というか パワーバランスは

何年観察してきてもよく分からないもので 、

りょうくんもAもお互いにS同士だから

反発し合いつつも なかなかいいコンビだったりする。









A「 虫さんおじいさんみたいな顔してどうしたの 」




「 なんか、仲良いなぁと思って 」




りょう「 寂しくなっちゃった？ 」




A「 可愛いかよ！ 26のくせに！ 」




りょう「 虫さん真ん中くる？ 」




A「 虫さん寂しがり屋さんだなぁ 」




りょう「 そんな拗ねないでって虫さん 」









やっぱ、こいつらまとまると良くないわ。

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