【東海オンエア】 hey girl !

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虫眼鏡side









A「 まぁ、結局私たちでやる事になるような

気がしてなかったわけではないよね 」




「 言い出しっぺの法則は強ち間違いじゃないってことですよ 」









撮影部屋に戻ってきて、カメラを設置する。



さっきのじゃんけん、勝敗は一発で決まった。

仕組まれていたみたいに綺麗に。


あぁいうときの彼らは強い。


まぁ、これが一番収まりがいいのかもしれない。

掃除をしたい奴が、掃除をする。

平和的だ。









A「 夕飯まで1時間、それまでゆっくりお掃除しましょうか 」




「 じゃあ、頑張りまーす 」









カメラを向けて 、一応のやる気を見せてから作業に

取り掛かる。



とりあえず、掃除機と拭き掃除を協力して終わらせれば

各々気になっていたところがあったようで 、

特に相談をすることなく持ち場へ向かう。


もちろん、黙々とお掃除ができるわけなんかなくて

雑談を交えつつ。









A「 虫さんはクリスマスは彼女と？ 」




「 まぁ、撮影が早めに終われたらね 」




A「 早く帰れるように協力するよ。優しいもんね私 」




「 自分で言っちゃうから残念なんだよ 」




A「 残念っていうから、残念になるんだよ 」









雑談をしつつも作業の手は止まらない。



それだけ気になるところがありすぎるからだ。

Aもカメラの画角に入らないところまでいって作業を

している。


こう見えて 、Aは割と生活能力は長けている。

いや、みんなにどう見えているかは分からないけど。









「 そういうAは？ クリスマスの予定 」




A「 撮影終わったら、次の日東京でお仕事だから

そのまま新幹線乗って東京行って 、

一人新幹線の中でクリスマスか、ホテルでクリスマスかな 」




「 さみし！ 」




A「 うっとおし！ 」









東海オンエアのお仕事だけでなく、ピンでも呼ばれる

Aはやはりクリスマスでもゆっくりできる時間は

ないということだろう。




一人のお仕事と、東海オンエアのお仕事では、東海オンエアの

方を優先するAだから 、こういったハードな

スケジュールになることは珍しいことではない。



ただ、そういうことを文句を言っているのは見たことが

ないから Aは強いなぁ、なんて思ったり。

口には出さないけどね。絶対。

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