イプドク ページ10
その後は自分でも驚くくらい時間が早く過ぎた。
あぁなんか、楽しかったなあ。
『よし、じゃあ今日はここまでです。
ジェノくん〜、よく頑張ったね？』
私の読みは当たってて、基礎をもう一度しっかり教えてやり方さえわかっちゃえばこの子の馬力は一等馬くらいだった。
まあ、相変わらずあんまり喋ってはくれないけどもね？
『じゃあ、来週までの宿題はまたジェヒョン先生に引き継いでおくので。
今日みたいな感じでやっていけば、』
「あの、」
「あの、俺やっぱり
これからも先生に担当してもらいたいんですけど
だめですか、？」
えっ
ぎゃんかわ
初めてちゃんと喋ったとおもったらこれよ？
ババア、こんな真っ白な青年に免疫ないわよ？
『あ、あの、えっと、
ジェヒョン先生にいじめられてるとか、ではない、？』
ありそうだからな、、、
「いや、そんなんじゃなくて、、
俺、初めてだったんです。
この人に教えてもらいたいって思ったの。
春期に受けた時から、俺絶対先生に教えてもらいたいって思ってたんです。
今日先生と一緒に勉強して、
自分でもびっくりするくらい楽しかったんです。
それでも、やっぱりダメですか？」
くっ、、、、、
耐えろ、耐えるんだA。
これは何かの罠かもしれないぞ、、
水分をたくさん含んできゅるんとしたお目目が、すっごく不安そうに揺らぎながらこちらを覗いている。
あぁ、私はなんて煩悩の塊なんだ。
こんな目を持っている子がハニートラップなんて仕掛けるわけがなかろう。
『………よし、分かった。
来週から同じ時間で、
ジェノくんは私が担当する。』
はい、ババア降参です！
さっきまでの不安そうな表情が吹き飛んで、光が差したようにパァッと効果音がつきそうなくらい嬉しそうな顔に変わった。
可愛すぎるだろ？
って心の中では悶絶してるけど。
この決断は何よりも、
『私もね、
今日の授業、すっごく楽しかったんだ。
自信無くすこともあるけど、やっぱりこのバイト好きだなぁって改めて思った。
だから、ありがとうねジェノくん。』
私には勿体無いくらいのまっすぐな言葉をくれた彼に応えてあげたかった。
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シャム(プロフ) - なのこ5546さん» 違う方のお話にもコメントくださったの覚えてます！！その言葉でもうめちゃめちゃ励まされます、、更新頑張りますね🥹 ありがとうございます！！ (3月4日 22時) (
レス) id: 50be99bed1 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - 今までに無い設定でとても面白いです！読み終わった後に作者名確認したら、ドジなを書かれている人で、あちらのお話も好きなので勝手に運命感じちゃいました💞更新楽しみにしています！ (3月3日 7時) (レス) @page27 id: 2327b9d39c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャム | 作成日時：2024年2月28日 0時
