腐れ馴染み ページ27
jh side
いや、お前それは無理あるよ。
何もバレてないと思って誤魔化そうとしてるけど、
女子高生見てあからさまに落ち込んだの
面白いくらい分かりやすいからな。
「いや、でもほら、ちょっと待てよ」
自分にはない若さに怖気付いて、Aが踵を返した途端
笑っちゃうくらいのタイミングでジェノが俺たちに気づいた。
『いいから。迷惑だから、早く帰るよ。
それに私、お腹空いて今イライラしてんの』
「おいっ、ちょっと待てって。A、」
必死の訴えに耳を貸す暇もなく、俺の腕を引っ張って帰ろうとするAに何とか対抗しようにも
何でこいつは、こーゆー時にバカ力発揮するんだよ。
なぁ、A。
ジェノは俺のことよりも先に、後ろ向いてるお前の存在に真っ先に気づいてたよ。
笑っちゃうくらい顔明るくして、すっげえ嬉しそうな顔した瞬間一緒にいる俺のこと見つけて
それに加えてお前が死ぬほど必死に俺の腕引っ張ってるの見つけて
あいつが今どんな顔してるか、
ちゃんと自分でしっかり見てやれよ。
「おい、A、一回まじでストップ。
こっち向かないでいいから一回大人しく止まって5秒待って。」
『なに、何で5秒、？
てかあんた重すぎんの。ちゃんと自分でしっかり歩い、』
「せんせっ、！
ちょっと、何で何も言わないで帰っちゃおうとしてるんですか、！」
はぁ、ったく
年下に気使わせてどうするんだよ全く。
「おう、ジェノ。ごめんな？疲れてるだろうに走らせて。
お疲れ様、正直お前バカかっこよかったよ。一位通過おめでとう。
んじゃ、俺あっちで待ってっから、
このひねくれ女絞ってやってよ。」
『っちょっと、！あんた何言って、』
「、はい。ジェヒョン先生も来てくださってありがとうございました。
んじゃちょっと、お借りしますね。」
ふっ
絶望に満ちた表情で俺に助けを求めるこの腐れ馴染みが
ちょっとはマシな顔して出てくることを期待して
アイスでも食いながら待つとしますか〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 221人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シャム(プロフ) - なのこ5546さん» 違う方のお話にもコメントくださったの覚えてます！！その言葉でもうめちゃめちゃ励まされます、、更新頑張りますね🥹 ありがとうございます！！ (3月4日 22時) (
レス) id: 50be99bed1 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - 今までに無い設定でとても面白いです！読み終わった後に作者名確認したら、ドジなを書かれている人で、あちらのお話も好きなので勝手に運命感じちゃいました💞更新楽しみにしています！ (3月3日 7時) (レス) @page27 id: 2327b9d39c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シャム | 作成日時：2024年2月28日 0時
