大人の猛省 ページ20
you side
『ほんと、私どうしよう、、』
「どうしようもこうしようも、とっ捕まえて話するしかないだろ。
てか、なにをそんなにビクビクしてんの。
…なんかあったの？」
『別にそんなんじゃないけど、私がちょっと大人気ないことしちゃったんだよね、』
連絡先を知りたいと言ったこと。
彼なりに、何か事情や理由があったはずなのに
それを聞きもしないで勝手に防御線を張って逃げたのは私だ。
てか、よく考えてもみろ。
あんなに、若くてイケメンで好青年で純粋な子が
よりによってこんな微妙にスレた年上の女に、塾講師以上としての感情を抱くわけがなかろう！
全く、私ってやつは、、とんだ勘違いも甚だしい！
と、自己解決したは良いものの
避けられている。
謝ろうにも、弁解しようにも、一瞬の隙もないくらい
徹底的に避けられている。
彼は今日の複数授業が始まる直前に着席して、終わった途端荷物をまとめて自習室に駆け込んでしまった。
『でもさ、本人が嫌がるところ無理に話するのも違うじゃん？それこそ私のエゴじゃん？
もう話もしたくないなら、それはそれで彼が決めることだし、、』
「知らねえけど、夏休み前の大事な時期にこのままってのも良くないんじゃないの。
お前がジェノの担当降りるってんなら、まあどうにかならんこともないだろうけど」
そっか、そうだよな、
普通に考えて、もう嫌だろうなこんな講師。
『降りるにしたって、私謝らなきゃ。
あ、そうだ、連絡先とか知ってたりしない？
連絡入れてみて返ってこなかったら、諦めつくかも』
「んー、生徒の連絡先知ってるのってどうなの？
まぁ、まず俺は知らないんだけど。
あ、ドヨンヒョンなら知ってるんじゃない？
理由とか説明すんのいちいちだるそうだけど。
あとはー、なんかテキトーに賄賂渡してヘチャナにジェノの連絡先教えてもらうとかは？」
興味無さそうな割にはわりと真剣に解決策を探してくれるジェヒョナ。
確かに、ヘチャンくんに頼むのも
まあ最後の手段にしたくはあるがなくはないな。
「ヘチャナから俺の連絡先聞くとか、絶対やめてください。」
『っジェノくん、
あ、あの！自習終わりに申し訳ないんだけど、ちょっとだけ話せたりしない、かな、？』
一応講師と生徒なんだから。
大人として、しっかり向き合って解決しなきゃ。
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シャム(プロフ) - なのこ5546さん» 違う方のお話にもコメントくださったの覚えてます！！その言葉でもうめちゃめちゃ励まされます、、更新頑張りますね🥹 ありがとうございます！！ (3月4日 22時) (
レス) id: 50be99bed1 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - 今までに無い設定でとても面白いです！読み終わった後に作者名確認したら、ドジなを書かれている人で、あちらのお話も好きなので勝手に運命感じちゃいました💞更新楽しみにしています！ (3月3日 7時) (レス) @page27 id: 2327b9d39c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャム | 作成日時：2024年2月28日 0時
