楼 ページ19
you side
「いや、別に。
ジェヒョン先生にお礼を言われることじゃないんで。
てか、酔ってるだけですよね？この先生は」
「そうなの？！ちょっと先生！付き合ってはないのね？
てか、A先生さっきから全然喋んないけど、、
えぇ〜、ふにゃふにゃしててかんわいぃいいいいいい！！」
先程から差し出されているジェヒョナの腕にしがみつこうともがいてみるも、ジェノくんの腕はなかなか手強い。
えっとぉ、、どちらかというとジェヒョナの方が有難いんだけどな、、
「うん、まあ別に付き合うとか、そんないつか終わるような薄っぺらいもんじゃないからねぇ俺らの関係は。
ねぇー？Aちゃん？
ほらまじで、そろそろ家返さないと、こいつもう半分状況分かってないからさ。
ジェノ、ありがと。そいつこっち寄越していいよ。」
その言葉を合図に、私もより一層力を入れてジェヒョナの方に身を乗り出してみるも、ジェノくんの力もそれに比例して強くなる一方だった。
いや、何で？？？？？
『あの、じぇのくん、ありがとうなんだけど、もうわたし大丈夫だから、はなしてもらってへいきよ？』
そこで初めて見たジェノくんの顔は、
思わずドキッとしてしまうくらい
苦しそうで切なそうに笑っていた。
そんな顔と目が合うと同時に、さっきまでが嘘みたいに力が緩められた。
「分かりました。
気をつけて帰ってください。」
「…んで、お前はさっきから何で泣いてんの？
やっぱり、あのヒョロ男が忘れられないわけ？」
わかんない。分かんないけど、
さっき2人と別れてから何となく、涙が止まらなかった。
『ねね、さっきのじぇのくんさ、あの顔さ、
私のせいだと思う？
私のせいで、あんな窮屈な笑顔させちゃったんだと思う？』
ジェノくんはさ、
ジェノくんの笑顔はさ、
周りの人全員を巻き込んで幸せにしちゃうような
そんなパワーがあるんだ
だから、あんな顔をさせちゃったのが私のせいなんだとしたら、私、
「うん。
あいつは、ジェノは、
あんな状況でも
お前のために、必死に笑おうとしてたな」
私、謝らなきゃ
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シャム(プロフ) - なのこ5546さん» 違う方のお話にもコメントくださったの覚えてます！！その言葉でもうめちゃめちゃ励まされます、、更新頑張りますね🥹 ありがとうございます！！ (3月4日 22時) (
レス) id: 50be99bed1 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - 今までに無い設定でとても面白いです！読み終わった後に作者名確認したら、ドジなを書かれている人で、あちらのお話も好きなので勝手に運命感じちゃいました💞更新楽しみにしています！ (3月3日 7時) (レス) @page27 id: 2327b9d39c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャム | 作成日時：2024年2月28日 0時
