摩天 ページ18
you side
『えぇ、うるさっ！笑笑笑笑笑笑笑笑
てかどっから現れた！！
受験生がこんな時間に出歩くもんじゃありませんヨォ
ヘチャンくん！』
普段の制服姿とは少し違う格好の彼を、普段とは違う場所で見るのは少し新鮮で、何だか眩しかった
「いやっ、え！なにぃ〜！
A先生どしたの？！てかなに、彼氏かと思って引き裂きに来たのに、ジェヒョン先生じゃん！
は、なに、付き合ってんの？」
いやっ、いやいやいやいやいやいやいや
笑わせないでおくれよ。
まあでも仕方ない。
カオスすぎる状況に面白くなり、すっかりバランス感覚を失った私の体はジェヒョンの無駄に作りの良い体に全体重を預けて絡みついている。
「てかお前なに、部活帰り？
あぁ、ここそういやお前らの学校の近くだったな。」
いや、否定しておくれよ。
私は今それどころじゃないくらい体に力が入らないんだから！！
てか待てよ、この人今、"お前ら"って言ったよね？
やばい、まずい、逃げないと
「え、なにさ、何で否定しないのさ！！
てかA先生はどうしてそんなにヘニャヘニャなの！！
人前でイチャイチャするタイプだったの？！ずるい！
そんなの聞いてない！！！！」
とりあえず、私は他に足つけないといけない。
そう思ったはいいものの、自分の運動神経を過信していたようで、無計画にジェヒョンの体から離した自分の体は
重力を全身で感じるかのように地面へと落下していった。
あ、やばい、これ倒れたわ、、、
相当な痛みを覚悟したものの
いつまで経っても訪れない衝撃に拍子抜けした。
あれ、無事か、？と思った時
私の体を支える、
先程までとは違う温度や感触を感じると同時に
嫌に落ち着いた、聞き馴染みのありすぎる不機嫌な声が聞こえてきた。
「どう考えても酔ってるだけでしょ。
あと、ヘチャナの声。
うるさくて響くだろうからもうちょっと静かに喋れよ。」
あ、完璧に呆れられてしまった。
逃げるようにして帰った挙句、2週間ぶりに見せる姿がこれなんて。
「おまえっ、急に手放すなよ！マジびびった、、
怪我させるとこだったわ。
助かった、さんきゅな、ジェノ。」
怖くて後ろを振り向くこともできないし、コントロールの効かない体を離すこともできない。
いっそのこと意識も無くしてしまいたかった、、
地獄だ…
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シャム(プロフ) - なのこ5546さん» 違う方のお話にもコメントくださったの覚えてます！！その言葉でもうめちゃめちゃ励まされます、、更新頑張りますね🥹 ありがとうございます！！ (3月4日 22時) (
レス) id: 50be99bed1 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - 今までに無い設定でとても面白いです！読み終わった後に作者名確認したら、ドジなを書かれている人で、あちらのお話も好きなので勝手に運命感じちゃいました💞更新楽しみにしています！ (3月3日 7時) (レス) @page27 id: 2327b9d39c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャム | 作成日時：2024年2月28日 0時
