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母との再会 ページ28

そして、テムダンの寝所だった部屋につくとリムドは多喜子を座らせた

多:「女宿!その肩の傷ハーガスと!?まさか…」

リ:「…あいつは事故でテグを助けるために…それで危宿の…字がひとつになった。完全な七星士に、ひとりの危宿になったんだ。ハーガスは父と同じ病でもう永くなかったらしい、そして…おれとも戦う気はなかったんだ。現に本気で斬ってこなかった」

そーだったんだ…
あっ、フィルカさんは…!
多喜子も同じことを思ったらしく

多:「女宿!フィルカさんを護ってあげて!今のあなたならできるわ!彼女は…テギルの娘…あなたのいとこよ!」

リ:「フィルカが!?」

多:「それに…そうだわ!来て女宿!あなたには会わねばならない人がいるの!」

立ち上がった多喜子のポケットから血の着いたハンカチが落ちたのをあたしもリムドも見ないふりをした

あ:「リムド…」

あたしは断られる前にリムドの怪我した肩に手を置いてキズを治した

リ:「っ!お前っ!」

あ:「くっ…」

多:「ほのかっ…」

あたしの肩には貰ったキズがつき、血がにじんだ
少し怒ったようにこっちを見るリムド

なによ…そんな顔しなくてもいいじゃん!
だって…あたしにはこのくらいしか助けてあげられないから

きっとそんな思いが顔に出ていたのだろうか
リムドは何も言わずにあたしの頭を撫でた

それからあたしたちはリムドのお母さんの元へ来ていた

宮:「アユラ様!」

宮女が寝ているアユラを起こす
アユラはゆっくりと目を開けて

アユ:「どうしたの?婆や…」

目の前にいたリムドを見て目を見開いた

宮:「リムド様でございます!!アユラ様…皇子が、皇子がご無事でっ!!」

アユ:「っ!!」

アユラは泣きながらリムドを抱き寄せると

アユ:「…リムド!!本当に…あなたはリムドなんですね!?」

リ:「…あ…の、オレ…いや私は…最期まで私を必死に守ってくれたタウルと、その息子のソルエンからあなたは多分もう生きておられぬと…」

アユ:「…タウル!…そう…タウルが…リムド…よく顔をお見せ」

アユラはリムドの顔を見つめながら嬉しそうに話す

アユ:「あぁ…若き日のお父上の…テムダン様の面影がある!髪の色も譲り受けたのですね」

リ:「…父上は、瞳はあなたに似ていると申しておりました。よくご無事で…母上!」

アユ:「お帰りリムド…私の子!」

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華音(プロフ) - 初めまして、ふし遊大好きで一通り一気に読ませて頂きました♪いつ原作を読んでいても泣いてしまいますが夢小説を読んで更に泣いてしまいましたがとても楽しかったです(^ν^)ただ、全体的に所々ではありますが誤字脱字が多く見られましたので^^;修正してみて下さい (2022年4月13日 19時) (レス) @page50 id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ごんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます!ソルエン生きてるのに最後らへんはあまり登場させてあげられなかったのが悔しいです…朱雀と青龍の漫画も読んだので書いてみたい気持ちはあります!その時はまた読んでみてくださいね (2020年10月23日 23時) (レス) id: d7d2e93497 (このIDを非表示/違反報告)
ごん - 最初から最後まで読ませていただきました!号泣でした!ソルエンが生きてて良かったです!!ぜひ朱雀と青龍もお願いします! (2020年10月23日 2時) (レス) id: 21f403e99a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きい | 作成日時:2020年2月25日 15時

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