テムダン王の元へ ページ16
斗:「ここは我々に任せて!!フィルカ皇女も!!」
あ:「斗宿!牛宿!でも…」
紫:「そうですよ、巫女に七星士のおふた方。あなた方は今は力も使えないはず…我が軍もこの首都に近づいていると報告が入りました。思いの外雪の季節が早く進軍に支障をきたしたようですが…」
言いながら紫義は攻撃をしかけてきた
紫:「我が軍の勝利は真近!!我々はあなた方の討伐の使命を果たすのみ!!」
ガツッ
牛:「ほのかっ!あたしらは大丈夫だすぐに追う!」
あ:「くっ!…多喜子!フィルカさん!行こう!」
あたしは多喜子の手を引っ張って走った
斗宿、牛宿!ごめんね…きっと無事で…
そう祈りながら
地上
臣:「陛下!お下がりを!!」
反:「テギル!もう逃げられんぞ!我々の帝は今も昔もテムダン様おひとり!!」
テギ:「反逆者どもを斬り捨てよ!!皇族の宝を与えてやる!」
そのとき
ハー:「宝?地下迷宮で兄に護らせている星命石か?」
テギ:「…兄だと!?」
ハー:「私のことを覚えてらっしゃらないか、テギル様」
テギ:「まさか…双子の片割れか!?」
あたしたちは
抜け道を抜けテムダン王の部屋に侵入した
フィ:「兵が手薄ね!門の警護に集中してるのかも!」
あたしたちは走り続けていた
すると手を引っ張っていた多喜子の様子がおかしい
多:「…ま…って、ほのか…」
とても苦しそうだ
あ:「多喜子っ!大丈夫!?」
フィ:「巫女?顔色が悪いわ!!」
多:「大丈夫…私の心配より…」
あ:「…リムドたちは地下でテグを見つけられるかな…彼を味方につければ斗宿たちも力が使える!」
多:「もうひとりの危宿…ハーガスだってきっと仲間に…」
フィ:「ハッ…巫女、彼は…」
そのときだった
ザワザワ
1人の兵が部屋の中に入ってきた
テム臣:「テギル皇帝捕捉!!テムダン王の元へお連れ致しましたっ!」
テギ:「くっ!無礼な!!儂を誰だと思って…」
テム:「この期に及んでまだ吠えるかテギル。獣より劣る我が弟…久方ぶりよ…兄の私のことは覚えていたか?このような宮殿奥深くの何も無い領地の王とされた惨めな病人のことを」
テギ:「兄上…!」
テギルの後ろにはハーガスが剣を抜いて
テギ:「…!」
テム:「先帝は私がすぐ死ぬとお思いになられ、便宜上おまえの補佐としてこの地に置き…お前は私を封じ込めた…だがお陰ですぐそばで機会を伺うことが出来たわ…こうして目の前で」
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華音(プロフ) - 初めまして、ふし遊大好きで一通り一気に読ませて頂きました♪いつ原作を読んでいても泣いてしまいますが夢小説を読んで更に泣いてしまいましたがとても楽しかったです(^ν^)ただ、全体的に所々ではありますが誤字脱字が多く見られましたので^^;修正してみて下さい (2022年4月13日 19時) (レス) @page50 id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ごんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます!ソルエン生きてるのに最後らへんはあまり登場させてあげられなかったのが悔しいです…朱雀と青龍の漫画も読んだので書いてみたい気持ちはあります!その時はまた読んでみてくださいね (2020年10月23日 23時) (レス) id: d7d2e93497 (このIDを非表示/違反報告)
ごん - 最初から最後まで読ませていただきました!号泣でした!ソルエンが生きてて良かったです!!ぜひ朱雀と青龍もお願いします! (2020年10月23日 2時) (レス) id: 21f403e99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きい | 作成日時:2020年2月25日 15時