過去 ページ13
テム：「…すまなかった。大丈夫だ…ありがとう、助けてくれて。名は？」
テグ：「…テグ。弟はハーガス」
テム：「双子か…仲良しなんだね。君たちはウルタイ族だな。私はテムダン」
テムダンは双子に近づいて挨拶をしたが…
テム：「うっ…」
突然、胸を抑えて苦しみだした
テギ：「……兄上？」
テムダン王はそのまま意識を失い、宮殿へと運ばれた
テムダン王…大丈夫なんだろうか
場面は宮殿に変わり、テムダン王はベットに寝ていると医者が何やら騒いでいた
テムダン王は「天罪病」だと…
それは足が徐々に壊死しており全身に回るのも時間の問題だった
アユ：「こんな…」
リムドの母であり、テムダン王の妻であるアユラは泣いていた
テム：「…泣くなアユラ…足を無くしたとてこの国には義足の技術者がいる。また歩けるさ。熱も下がった、きっと治るよ…それより腹の子は順調か？生まれてくるのが楽しみだ…大事にしておくれ…」
テムダンが静かにそう言ったとき、一人の宮女が恐る恐る口を開いた
宮：「…あの、テムダン様の病は七星士のせいというのは本当でしょうか」
なに…それ
テムダンもそう思ったらしく何故かと聞き返すと、テギルが王様にそう言ったことで七星士であるテグを捕らえたという。
テムダンはすぐに王のもとへと走った
テム：「父上っ！！七星士を…テグを捕らえたとはどういうことです！？」
父：「テギルが報告してくれたのだ。不吉の象徴を野放しにしてはならぬ…むしろ皇族のために働かせよと」
王の後ろにはテギルが立っていて、テムダンはテギルに向かって
テム：「テギル！！お前は命の恩人を売ったのか！？」
父：「…テムダン。お前が倒れてから…余は重臣たちと幾日幾夜と話し合った…皇位継承権は…テギルに与える。その体では国を治めることは叶わぬ、以後は一日も多く生き永らえ皇帝の補佐を務められるよう宮殿奥の森で養生するがよい」
テム：「父上…私を…お捨てになると仰いますか」
それから部屋に戻ったテムダンの顔は、絶望に満ちていた
テム：「なぜだ。私はずっとこの国と…民のことだけを考え…なぜこのような病に…」
テムダン王…
テム：「私はあきらめない…医者を、国中…いや他国からも集めよ！私は生きる、国のために！…生まれてくる我が子を見ずに死ねるものか！！必ず方法があるはずだ」
テムダン王は決してあきらめていなかった
しかし、本当の悪夢はここからだった
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華音(プロフ) - 初めまして、ふし遊大好きで一通り一気に読ませて頂きました♪いつ原作を読んでいても泣いてしまいますが夢小説を読んで更に泣いてしまいましたがとても楽しかったです（＾ν＾）ただ、全体的に所々ではありますが誤字脱字が多く見られましたので^^;修正してみて下さい (2022年4月13日 19時) (
レス) @page50 id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - ごんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！ソルエン生きてるのに最後らへんはあまり登場させてあげられなかったのが悔しいです…朱雀と青龍の漫画も読んだので書いてみたい気持ちはあります！その時はまた読んでみてくださいね (2020年10月23日 23時) (レス) id: d7d2e93497 (このIDを非表示/違反報告)
ごん - 最初から最後まで読ませていただきました！号泣でした!ソルエンが生きてて良かったです!!ぜひ朱雀と青龍もお願いします！ (2020年10月23日 2時) (レス) id: 21f403e99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きい | 作成日時：2020年2月25日 15時
