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堂「飲みすぎるなよ」
追加でまた注文すれば私にそう言った堂上教官
あ「んぁ?なんれすか〜
あー笠原取られておこですかぁ?どーじょーきょーかん!!」
笠「ちょっ///A〜苦しいってば!」
笠原をギューっと抱きしめながら見せつけるように
堂上教官を挑発すればくだらんと呆れたように言った教官
あ「あ〜それとも教官もされたいんですかぁ?笑笑
仕方ないれすね〜よいしょっと……」
私はケラケラと笑いながらふらつく足取りで反対側に歩いていく
堂上教官の元にたどり着くとそのまま跨るように
向かい合って堂上教官の膝の上に座って抱きしめた
隊「なっ!?////」
笠「Aー!!??///」
小「大胆だね〜笑笑」
堂「なっ!?お、おいっ!!お前早く降りろっ!!///」
あ「やれすっ!!!
どーじょーきょーかんもぎゅーってしてくらさい!!!」
堂「はぁ!?アホか貴様!!
と、とにかく降りろ!水を飲め!!」
あ「やら!!!」ギュー
引きはがそうとする堂上教官に負けないように
さらに力を入れて抱きしめる
あ「ボソッ らって……」
堂「ぁ?」
あ「ボソッ…らって…どーじょーきょーかん…
笠原ばっかり……」
堂「……」
あ「どーじょーきょーかんのお姫様が笠原って分かってますよ
れも……私らって…もっと大事にしてもらい…たい……」スースー
喋りながら私は堂上教官の胸の中で眠りについた
堂「……」
小「あれ?寝ちゃった?」
堂上はゆっくりとAの身体を抱き抱え横に寝かせ
上着をかけてその寝顔を見つめる
Aの目の端からはキラリと光る涙が見えた
"大事にしてもらいたい"か。
シラフのAなら絶対に言わない言葉だ
顔や態度に普段から出さないAの本音を
初めて聞いた気がしてこいつのことを何も分かってなかったと実感した
いつもこいつはどんな気持ちで俺や笠原たちを見ていたのだろうか
堂上は優しく零れる涙を拭って頬を撫でた
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なおぴ(プロフ) - 更新待ってます! (10月9日 11時) (レス) @page25 id: c1005c97c1 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - とっても面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。 (2023年3月8日 15時) (レス) @page22 id: 7dcc1603c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きい | 作成日時:2023年3月8日 3時