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「着いたぞ!あのビルだ!!」


あ「っ……司令…」


小「待ってAさん!
落ち着こう、単独行動は危険だよ」






中に飛び出して行こうとした私の肩を掴んで小牧教官が言った







あ「っ…」


堂「行くぞ!」







敵に悟られないようにゆっくり窓に近づき


堂上教官は笠原に手で合図を出した


チラッと見えた中には司令の姿もあり、無事なことに心から安堵する






そして……


いち…にの……







あ「さんっ!!!」








パリンッ









私たちは3つのカウントで窓ガラスを割り、中へ突入


相手は突然の突撃にパニックになっていた





敵のひとりが慌てて銃を司令に向ける








あ「撃たせてたまるか!!!」








ドゴッ


思いっきりそいつの顔面を殴り拘束した









笠「みんな……!」


司「A…」


笠「え…司令…Aのこと名前で…」







あ「司令……無事で良かった…!」


司「心配かけてしまったね」


あ「いえ…泣
ほんとに無事で良かったです…泣」








堂「……」


小「…Aさんって司令の前じゃあんな風に泣くんだ笑」









それから念の為救急車で病院に搬送されることになった司令


担架に乗せられて運ばれていった


ついて行きたいと申し出たが司令にたいしたことないから大丈夫だと言われ


私はそこで司令を見送ったのだった









現場はまだ慌ただしく後処理に追われていて


そんな中、私の視界に入ってきたのは


笠原を力いっぱい抱きしめる堂上教官の姿








私と同様、堂上教官も大事な人を人質に取られていたんだ


笠原の顔には殴られたあともある


司令が無事でいられたのは笠原のおかげだ







私はゆっくりと2人に背を向け後処理の手伝いに向かった

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なおぴ(プロフ) - 更新待ってます! (10月9日 11時) (レス) @page25 id: c1005c97c1 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - とっても面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。 (2023年3月8日 15時) (レス) @page22 id: 7dcc1603c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きい | 作成日時:2023年3月8日 3時

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