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警備控え室にて
堂「名前は木村悠馬と吉川大河…か
なぜあんなことをした？
子供のイタズラということで集会側には収めてもらったが
本来なら警察に引き渡すところだぞ」
木「……イタズラじゃない
子供の健全な成長を考える会への抗議行動です！」
メガネをかけた真面目そうな少年が堂上教官の目を見てそう強く言った
堂「どういうことだ？」
木「僕らの中学校の図書室は幅広いジャンルを揃えた場所でした
……なのに」
吉「考える会が口出ししてきてエンタメ系の本が大量処分されたんだ！！
荒野のカナシリーズとか……」
笠「えっそれあたしも好き！！」
堂「笠原！」
あ「ばっかだねー笑」
木「今は閲覧のせいで本の値段も高いから
もう僕らが自由に読書できる場所は図書館だけです
それなのに考える会は図書館にまで介入しようとしています！」
吉「これが黙っていられるもんかっ！！」
真剣に訴える少年たち
まぁ気持ちはわかるけどね〜
堂「…で、考えた結果の抗議がロケット花火か」
少「ﾋﾞｸｯ」
堂「余計なことしてくれたな」
木「な、なんでですか！僕らは図書館に味方しようと…」
吉「考える会の肩持つのかよ！？」
堂「そういう事じゃない
冷静に自分たちがしでかしたことを振り返ってみろ
正規の手続きを踏んで開催されている集会に不意打ちで花火を打ち込むことが正しい抗議と言えるか？
そんなものは単なる嫌がらせだ」
少「……！」
その時段々とこちらに向かって
ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ嫌な足音が近づいてきていた
堂「とりあえずそうだな
どれだけ正しくないかここで1番怖い人間にみっちり教わるといい」
ﾊﾞﾝｯ
玄「悪さしたガキってのはどれだー！？」
勢いよく入ってきたのは玄田隊長
顔は鬼…いやナマハゲのようで
それには少年たちも一瞬でビビって震えていた
少「ご、ごめんなさいぃ！！！」
長い説教が終わると少年たちは
真っ青な顔でフラフラと帰って行ったのだった
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なおぴ(プロフ) - 更新待ってます！ (10月9日 11時) (
レス) @page25 id: c1005c97c1 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - とっても面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。 (2023年3月8日 15時) (レス) @page22 id: 7dcc1603c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きい | 作成日時：2023年3月8日 3時
