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小「堂上、少し肩の力を抜いて……」


堂「笠原は……大丈夫だ」


小「堂上?」


堂「大丈夫なはずなんだ…俺が育てた
だから……」


小「……肩の力抜けなんて簡単に言うことじゃなかった、か
悪かった
ま、でもたしかに俺も大丈夫だと思ってるよ
笠原さんの戦闘力も精神力も度胸も!
全部お前が鍛えた折り紙つきだ」


堂「あぁ」


小「…でも堂上、部下は笠原さん1人だけじゃないぞ」


堂「は…?」


小「笠原さんは心配しなくても大丈夫だよ
ただ…俺はどっちかというと心配なのは……」








小牧の頭には先程の立ち尽くしていたAの姿が浮かぶ


司令とどんな関係かは知らないが


精神的に今不安定なのは笠原よりAだという気がしていた


言葉の意味がイマイチ分からなかった堂上は


不思議そうに小牧を見たのだった









それから数十分後……









「稲嶺司令の義足が外れました!!!」


玄「!!よし!やったぞ!!座標は!?」


「出ました!!
立川市郊外の番地です!!
分譲前のニュータウン集合ビル内!!!」








あ「!!!」ガタッ








私は立ち上がり出動準備をする








警「これは一体……」


柴「司令の義足はある手順で外すと発信機が作動する仕組みになっているんですよ」


警「は!?」


玄「立川で動いている部隊とも連携!!
次の接触前に司令を救出する!
図書特殊部隊出動!!」



警「!?ま、まて!!
場所が分かったなら警察に任せろ!!
図書隊は図書館施設以外の場所では銃の発砲もできんはず…」





グイッ





私は警察の胸ぐらを掴み叫んだ






あ「こんな大事な場面でお前ら警察に全て任せられるほど
私たちの間の歴史は幸福じゃなかったはずだけど?」


警「なっ!?」


玄「A!」


堂「!?」


あ「あんたら警察が何をしてくれた?
あの時だって……裏切ったくせに……
司令は優しいからあんたたちみたいなやつとも穏やかに接してるけど……

私は一生あんたら警察を許さない!!!」


警「っ……!
君はまさかっ……日野の悪夢の…生き残りか!?」


玄「!?」


堂「!?」


小「え…!」

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なおぴ(プロフ) - 更新待ってます! (10月9日 11時) (レス) @page25 id: c1005c97c1 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - とっても面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。 (2023年3月8日 15時) (レス) @page22 id: 7dcc1603c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きい | 作成日時:2023年3月8日 3時

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