図書館戦争✾もう1人の生き残り2✾

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それから気まづく重い空気のまま


いよいよ当日






車に乗り図書特殊部隊は小田原へ向かった







玄「以前にも話した通り資料館から図書基地への所蔵品の輸送は
UH60を使用し、2度の往復で輸送を完了する
……良化特務機関はそれを全力で妨害してくるだろう

所蔵品を積んだコンテナは屋上に既に用意してある
作戦は単純、2便目の離陸まで何としても持ちこたえろ！！」


隊「はい！！！」








こうして私たちはそれぞれ配置に着く


私は手塚と屋上から狙撃だ








進「いいな、出来るだけ殺すなよ
狙撃手の役割は敵の勢いを抑止することだ
…命を奪うことじゃない」


あ「らじゃ」


手「はい」







屋上から見えてきた大量のトラック


良化隊のヤツらがやってきた







《これより関東図書基地側に書面にて通告した通り
良化法第三条に定める検閲行為を執行する！！
関東図書隊は即刻武装を解除して投降せよ！！》




玄《関東図書隊は図書館法第四章図書館の自由第三十四条に基づきここに図書防衛権を発動する！！
検閲を執行したくば力尽くでやってみろ！！！》










こうして小田原攻防戦は戦いの幕を開けた











ﾊﾟﾝﾊﾟﾝｯ






あ「プレッシャーになったかな」







入口に数発撃ち込めば少し怯んだ様子を見せる相手


隣の手塚も慎重に足元を狙って撃っていた








第一便が思ったより早く到着し


後ろでコンテナ接続係が慌ただしく動いている







あ「離陸した！」


進「邪魔をさせるな！
どんどん撃っていけ！！」


手「はいっ！！」







それから戦いは続き……


ようやく第二便も離陸することに成功した







「第二便ヘリ離陸成功！！！」


玄「よし、任務完了だ！！」







玄《関東図書隊一二四○時を以て武装を解除
撤退を宣言する！！》







玄田隊長の無線が鳴り響き戦いの幕は降りた






かのように思えた……







「隊長！！今図書基地から連絡が……」


玄「ん？」


「告別式会場で稲嶺司令が不審者に拉致されたとのこと……
笠原一士も一緒です！！」








え……？今なんて……？

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