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堂「告別式までは防衛部にお前のシフトを組み込んでもらった
防衛部長に指示を請え」
堂上教官はそれだけ言うと背を向けて歩いていった
立ちすくむ笠原の顔色は真っ青
その場から動けずにいた笠原に背を向け私達も堂上教官の背中を追った
手「待ってください堂上二正！！
笠原が戦力外というのは本気で思っておられるんですか
確かに頭は悪いですが瞬発力や反射神経は俺が及ばないこともあります
俺たちと比べて戦力にならないという言い方は妥当じゃないかと……」
小「そ！
笠原さんを外したのはあの子の事情に必要以上に踏み込んだお前の単なるおせっかい。そうだよな？」
あ「…やっぱりか」
小「それを笠原さんのせいにして投げるのは
妥当じゃないどころか明らかに間違ってる」
あ「…だから甘いんだって言ったじゃないですか堂上教官
冷静に判断できないならもう手放したらどうです？
そんなに大事にしたいならいっそのこと図書特殊部隊どころか防衛員も辞めさせたらいいんじゃないですかー」
手「A！」
あ「私からすれば…
中途半端な覚悟でここにいるやつは誰だって邪魔なんですよ
本を守るためなら死んだって構わない……
そんくらいの覚悟がない奴は戦う資格がない！！
……今の堂上教官も中途半端です。信用できない」
堂「っ…」
あ「思いやりごっこなら他所でやって下さい。
行きましょう、小牧教官。手塚。」
小「あ…うん…」
手「…」
小「大丈夫？」
あ「…すみません、生意気言いました」
小「いや、大丈夫だよ」
あ「……」
手「A…」
背中をポンポンと小牧教官に叩かれ
自分がないていることに気づいた
なぜ私はこんなに泣いているのか
2人の問題には何の関係もないのに……
ただ……あの惨劇を思い出せば
2人のやり取りが茶番のように思えて悔しかったんだ
稲嶺司令がどんな思いで図書隊を作ったか……
どんな気持ちで……
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なおぴ(プロフ) - 更新待ってます！ (10月9日 11時) (
レス) @page25 id: c1005c97c1 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - とっても面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。 (2023年3月8日 15時) (レス) @page22 id: 7dcc1603c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きい | 作成日時：2023年3月8日 3時
