図書館戦争✾もう1人の生き残り2✾

65 ページ16

講義室にて






玄「情報歴史資料館の所蔵する全資料を関東図書基地が引き取ることになった」






玄田隊長の言葉にザワつく隊員






玄「資料館の閉館日は野辺山宗八氏の告別式当日となり
所蔵品の受け渡しもその日に行う……分かるな？
引き取りの際、良化特務機関および賛同団体の妨害が予想される為図書特殊部隊総力を挙げて当たるぞー！！」


隊「はいっ！！」






良化隊の妨害……つまり抗争になるということ


良化隊なんかに負けてたまるか







玄「尚、笠原一士はこの作戦には不参加
当日は告別式に参加する稲嶺司令の警備に当たれ
以上解散！」







玄田隊長の言葉に隣の笠原は動きが止まった


1人だけ外された……？


奥にいる手塚も驚いた表情で笠原を見ていた









まぁ……でも外された理由が私は分かってしまった









終わったあと……








笠「どういうことですか！！！」








笠原は納得いかないのか堂上教官に詰め寄っていて








笠「堂上教官の采配ですよね
どうしてあたしだけ…」


堂「…適性を考えた結果だ」


笠「納得できません！！！」


あ「笠原司令の警護が不満なわけ？」


笠「そーゆーんじゃないけど！！」


小「笠原さん要人警護の経験ないだろう？この機会に……」


笠「経験がないのはAも手塚も同じですっ！！
それにあたしが行かなくても防衛部の人員で司令の警護には足りてますよね！？
きちんと説明してください！！
あたし一人が外された理由を」







堂上教官は少し黙ったあとゆっくりと口を開いた








堂「…そうだな。ごまかしはなしだ
手塚やAと比べて戦力にならない。だから外した
……何か文句は？」

66→←64

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す