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あ「ﾌﾝﾌﾌｰﾝ…空いてる席は〜と……ｹﾞ…」
柴「あらA〜」
あ「…どーしたのそこのどんよりしたのは……」
笑顔な柴崎と前に座るジメジメと黒いオーラを放つ笠原
明らかにめんどくさそうだが一応尋ねてみた
あ「実家からハガキ？」
隣に座るよう促されそのまま仕方なく席につけば
途中で同じくお昼休憩に来た堂上教官たちも
笠原の様子を見て隣にやってきた
そして柴崎が言うには笠原宛に実家からハガキが届いたのだとか
11月に用事で東京に行くので帰りに図書館に寄って笠原が働いてるところを見に来るらしい
あ「何が嫌なの？」
小「ご両親が職場に来るのがそんっなにまずいこと？」
笠「えぇものすごく」
柴「猛反対されてるらしいんですよ防衛員
だから自分は図書館員だって嘘ついててもしバレたら下手すりゃ辞職」
あ「わー…またバレそうな嘘を…」
堂「やっぱりな
そんなことだろうと思った」
笠「なんでそんな知ってる風なんですか！？」
堂「お前が、入隊早々に個人情報筒抜けのハガキを俺に処分させたんだろうが！」
笠「……そーでしたっけ？」
堂「そうだ！
お前みたいなアホが浅はかな嘘ついてることくらい容易に想像できる」
あ「わーひどい言われよう笑笑」
柴「Aあんたは反対されなかったの？」
笠「そうだよ！あんたも防衛員じゃん！」
何気ない問いかけに私の箸は一瞬止まる
あ「あーないね〜
うち両親いないから」
全「え……」
さらっと答えれば気まづそうに箸を止めたみんな
あ「2歳の時に死んだから
まぁ進路とかに関してはほんと私の自由って感じだったかな〜」
柴「そ…そう」
笠「えーでも生きてたらAだってあたしみたいに反対されてたと思うけど……いいな〜自分の好きな道自由に選べるって」
柴「ちょっと笠原！！」
堂「！」
小「笠原さん…」
あ「……そうねー
まぁでも…くだらない嘘つくのはやめた方がいいんじゃない？笑」
笠「は？」
私はニッコリ笑って立ち上がりその場を後にした
笠「あたしだってつきたくてこんな嘘ついてるわけじゃ…」
柴「今のはあんたが悪いわよ」
笠「はぁ！？」
小「笠原さん…今の言い方は良くないね」
笠「……」
堂上はいつかの奥多摩での集中訓練を思い出していた
ボロボロの絵本を抱きしめ両親を呼ぶAの姿を
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なおぴ(プロフ) - 更新待ってます！ (10月9日 11時) (
レス) @page25 id: c1005c97c1 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - とっても面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。 (2023年3月8日 15時) (レス) @page22 id: 7dcc1603c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きい | 作成日時：2023年3月8日 3時
