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咄嗟に堂上教官は私の頭から手を引く


それに少しだけ寂しさを感じた






笠「堂上教官っ…火傷は……」


堂「あぁ、たいしたことないから大丈夫だ」


笠「でもっ…まだこんなに赤いっ……」






笠原は堂上教官の左手を取り痛そうな表情で


ギュっと握り自身の方へ引き寄せた






堂「っ…大丈夫だと言っただろう」


笠「でも……」







完全に2人の世界だ


何を言う気にもなれなくて私は1人医務室を後にした







あ「……」







小「あれ?Aさん
堂上と笠原さんは?」


あ「医務室にいますよ〜」


小「そっか
Aさんはもういいの?」


あ「?」


小「心配してたでしょ笑
さっきすごい勢いで堂上引っ張っていったじゃん笑」


あ「あー笑笑
いやいや〜私の役目じゃなかったなって反省してますね〜」


小「そんなことないと思うけど笑」


あ「いやぁもう完全に2人の世界だったんで気まづくて出てきちゃいました笑笑
あとはよろしくお願いしまーす」










そう言って小牧教官に背を向けて私は立ち去った










そして結局


公開討論会はそのまま図書館側の優位に終わり


児童書の規制強化は白紙に戻ることになったのだった

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なおぴ(プロフ) - 更新待ってます! (10月9日 11時) (レス) @page25 id: c1005c97c1 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - とっても面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。 (2023年3月8日 15時) (レス) @page22 id: 7dcc1603c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きい | 作成日時:2023年3月8日 3時

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