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《以上の書籍・DVDは子供の成長に百害あって一利なし!
よって考える会はこれらに一刻も早く貸出制限の措置が取られるように図書館側に強く進言していかなければなりません》





登壇して話しているのは子供の健全な成長を考える会の会長






笠「ボソッ 最近増えたよねこーいう団体」


あ「例の通り魔事件からだね〜」


手「ほんの少しでも危険な描写のある出版物は端から規制しろと要求してくる」


あ「それで少年犯罪が減るかっつーの笑」


手「特にこの団体は勢力が強いな
今月末の図書館と市民団体グループとの公開討論会を企画したのもここだろう」





隣の笠原はまたもやその顔に不満げな表情を浮かべていた


その時……






パンパンッ






突然鳴り響いた弾けるような音に辺りは一瞬にしてパニックに陥った






笠「何っ!?銃声!?」


あ「いや違うな、本物の銃声の音分かるでしょ〜笠原
これは…」


手「ロケット花火だ」


笠「ロ…え!?」


堂「笠原!!確保!!お前の後ろだ!!!」






突然鳴り響いた無線


堂上教官が笠原に捕まえるよう指示を出した


それと同時に走っていった笠原


隣ではそんな笠原を悔しそうに見ていた手塚がいた






あ「私達も追うか〜
多分笠原一瞬で捕まえるよ」


手「…あぁ」






謎に何か納得していない顔の手塚と


笠原たちの元へ走れば既に止まっていた笠原が困ったようにこちらを向いた


その後ろには……







あ「あちゃ〜子供じゃん笑
ロケット花火って面白いことすんね笑」


笠「ちょっとA…!」







グリグリと子供2人の頭を撫でれば少年たちは


え?というようなポカンとした表情を浮かべていた


そんな2人に近づく手塚



すると……





ガチャン





手塚はその少年たちにいきなり手錠をかけ立ち上がらせた


それには少年たちも一気に顔を青くする






あ「おーい手塚〜やりすぎやりすぎ」


笠「そうよ!放してやって!!」


手「相手が誰であれ万全を期すのが当然だ」


あ「見てみなよ〜抵抗する気ゼロじゃん?笑
手錠なんていらないってー」


笠「あんたちょっと融通きかなすぎ!!」


手「!!」






手塚は目を見開いてからゆっくりと少年たちの手錠を外し


行くぞと少年たちを連れて堂上教官たちのもとへ連れて行った

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なおぴ(プロフ) - 更新待ってます! (10月9日 11時) (レス) @page25 id: c1005c97c1 (このIDを非表示/違反報告)
cherry(プロフ) - とっても面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしています。 (2023年3月8日 15時) (レス) @page22 id: 7dcc1603c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きい | 作成日時:2023年3月8日 3時

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