図書館戦争✾もう1人の生き残り✾ (ページ6)

今日:1 hit、昨日:89 hit、合計:21,347 hit

5 ページ6

ある日の座学終わり

小「Aさん、教本落としたよ」

そう言って拾ってくれたのは小牧教官

あ「ありがとうございます」

小「…随分綺麗な本だね
開いた形跡がないけど、ちゃんと勉強してる？座学も」

あ「そりゃもちろん笑」

小「してるならいいんだけどさ笑
もうちょっとやる気の姿勢を見せてあげて？
堂上心配してるからさ」

あ「それ心配じゃなくて怒ってるやつですよね〜
私はいつだってやる気満々ですよって堂上教官にお伝えください笑笑」

それから数日、

基地隣接の武蔵野第一図書館で実地訓練が始まった

2人1組で警備業務につくが女性隊員は教官級と組む決まりで

私の相手は小牧教官だった

あ「小牧教官で良かったー」

小「そう？嬉しいこと言ってくれるね」

あ「堂上教官とだったら隣でグチグチ説教されそうで
めんどくさそうですもん」

小「説教されるようなことでもあるの？笑」

あ「ないつもりなんですけどねー
あーほら、見てくださいあれ。もうめんどくさい」

視線の先には堂上教官とそのバディの笠原

2人とも仏頂面で黒いオーラを放っている

小「あー…あの二人はね…笑笑」

あ「あんな雰囲気にだけはなりたくないですね〜」

そんなことを言いながら警備をしていると

ふとリュックを前に持ち辺りをキョロキョロ見回す男がいた

あ「小牧教官、あれは…」

小「うん、怪しいね
職務質問かけてみようか」

小牧教官に言われ私はトイレへコソコソ向かった男を追った