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あーほんと朝からイライラする!


何も知らないくせに好き勝手言わないでよ





ドシドシと力強い足取りでイライラを押えながら外に出れば





ザワザワ





「図書館の職員の方ですね!?」


「少しお話を伺いたいんですがー!!」






と突然私を取り囲みマイクを向けてきた集団


報道陣…!?ニュースになってたからか…


このイライラしてる時に……





しかし私はフゥと一息ついてからニッコリと笑みを浮かべて答える






あ「すみません、話なら図書隊広報がお受けしますので。
そちらの方にお願いします ニコ」






ペコッと軽く会釈をしながら人混みをかき分けて


輪の中から抜けようとしたが……







「3人もの人間を殺した犯罪者を図書館はなぜ庇うんですかー!」







と記者たちは輪の中に私を引き戻してくる


マイクを無理やり口元にグイグイと押し付けられ


私の笑みも少し引きつった







あ「庇っているわけではありません
法は全ての人に平等であるべきという原則に従っているだけです」


「その原則は犯罪者に対しても守られるべきなんですか!?
貴方自身は同年代の女性が3人も殺されて何も感じないんですか?」







……はぁ?


感じないわけないだろアホかよこいつ


もっとよく考えてから質問しろよばーか






頭の中は記者たちに対する悪口でいっぱいだったが


あくまで笑顔で静かに対応を心がける






あ「すみません、急いでるので通して頂けますか?
後は図書隊の広報にお願いします」






そう言ってまた輪の中から抜けようとしたその時……







「図書隊の協力拒否は稲嶺司令の報復という見方もありますがそれについて一言!!!」







という記者の言葉に私は目を見開いて足を止めた







「稲嶺司令は"日野の悪夢"の被害者であり
対応に不備のあった警察に恨みがあるはずですが!
基地司令の公私混同に貴方は従うんですか!?」







……何を言ってるの?こいつらは。


ふざけてんのかまじで。


好き勝手言いやがってほんと腹が立つ



何も知らないくせに……




あの恐怖を…悲劇を知りもしないくせに……







あ「っお前ら……」


堂「Aっ!!!」







記者たちに向かって怒鳴ろうとした瞬間、


堂上教官が私の名前を呼び後ろから抱きしめてきた

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あい - とてもおもしろいです!更新楽しみにしてます(✳︎´∨︎`✳︎) (2023年2月19日 22時) (レス) id: 04ab4b9026 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きい | 作成日時:2023年2月14日 7時

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