図書館戦争✾もう1人の生き残り✾ (ページ44)

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結局、警察が司令に何の話をしたのか分からぬまま……

翌朝

《連続通り魔殺人事件において図書隊は
警察への捜査協力の拒否を表明し世論の非難が集中しています》

笠「はぁー！？何なんですか今日の報道は〜！！
容疑者を図書隊が擁護、図書隊因縁ある警察への報復か？
……はぁぁぁ！？」

堂「図書隊は守るべき原則を守っただけだ
世間が理解を示さなくても司令の判断は正しい
俺たちは胸を張ってりゃいい」

ｶﾞﾁｬ

あ「おはよーございまーす」

笠「おはよ！ねぇ見てA！これ！！」

出勤してすぐ笠原に見せられた新聞

そこに書いてあることに私は目を見開き奪い取るように

新聞を笠原の手から取った

あ「っ……なにこれ…！！」

笠「A…？」

堂「……おいA」

ｸﾞｼｬｯﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

私は思いっきりその新聞をﾋﾞﾘﾋﾞﾘに引き裂いた

笠「な、なにやってんのー！？」

堂「アホか貴様！！この新聞は利用者の閲覧用だぞ！？」

あ「っ……こんなもの！！
何も知らないくせに」

笠「ｿﾞｸｯ…！？」

堂「っ…とにかく弁償だ！！急いでコンビニ行ってこい！！」

あ「…ﾁｯ…はーい」

笠(ど、堂上教官に舌打ち…( º^º; )
昨日から一体どうしたのA…)

堂(昨日のことといい、やはり司令と知り合いなのか？
いや、知り合いっていうよりもっと……)

手「…Aにしては珍しいですね。昨日も…」

堂「そうだな」

ｶﾞﾁｬ

小「おはよー」

笠、手「おはようございます！」

小「…あれAさんは？」

堂「…あいつなら買い物だが」

小「基地内？まさか外出てないよね？
今図書館の外大変だから……
……昨日の態度からしてAさんが1番出ちゃいけない人物かも」

堂「！！！」

堂上は慌てて追いかけるため出ていった