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堂「A、お前まだ誰とも組んでないよな?」


あ「ゲ…」


堂「堂々とサボるな!!!
お前が笠原と組め!!!」


あ「えー…」






どす黒いオーラを放ちながら叫ぶ堂上教官に


逆らう方がめんどくさいと思い私は渋々立ち上がった






笠「えっAが相手?
強く投げちゃったらごめん!」






完全になめられているのか気を使うようにそう言われる






あ「あー…お好きにどーぞ〜」






あんまり誰かと組みたくないんだよねー格闘技で


"手加減"するのが難しいから





笠原は一気に私に向かって手を伸ばしてきた


このまま投げられて負けましたの方が後々楽そうだな





そう思って笠原に身を委ねようとした時……






堂「A!!本気でやれこのバカ!!!」






と思いっきり堂上教官に叫ばれた






堂「本気出すまでやり直しさせるぞ!!」






えー……それは嫌だ。。


私はその言葉を聞いて委ねようとしていた身に力を入れ


笠原の手を交わしすぐ懐に入ると


そのまま笠原の道着に手をかけ身体を曲げ投げ飛ばした





その間わずか1秒未満





笠原自身も投げられたことに気づいていないようだった






あ「……あー。笠原手加減してくれてありがとね〜」






私はそう言って元いた場所に戻る


周りのみんなは全員口を開けて笠原を見ていたが


私の言葉に






「そ、そーだよな!笠原が手抜いてやったんだよな!」


「じゃないとAが笠原投げれるわけないもんな!」






などと納得した声を上げていた






堂「ほぅ…じゃあ今のもお前の本気じゃなかったってことだな?」


あ「ゲ……いえ、本気でしたよー
何の証拠があって本気じゃないなんて言うんですか〜?
本気出しても誰にも勝てないから笠原が手加減してくれたおかげで初勝利できました(^^)」





あー嬉しいなんて喜んで見せれば怪訝そうな顔をしたが


それ以上何も言われることは無かった

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あい - とてもおもしろいです!更新楽しみにしてます(✳︎´∨︎`✳︎) (2023年2月19日 22時) (レス) id: 04ab4b9026 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きい | 作成日時:2023年2月14日 7時

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