28 ページ29
柴「改めましてご報告します
鳥羽館長代理が図書館法第三十一条に抵触する行為を行っている可能性があります
ここ1ヶ月で発生した15冊の所在不明図書には共通点があります
それは全て教育委員会通達の望ましくない図書に挙げられていること…」
あ「それでさっき、館長代理が書庫から出てきた後探してみたら…これが出てきちゃってー」
私がみんなの前に出したひとつの紙袋
その中には行方不明なはずの15冊の本が入っていた
笠「これ…所在不明図書!?」
小「今日の終業までなかったはずだけど」
笠「…貸し出したくなくて今まで隠してた……?
これってつまり…」
"蔵書の隠蔽"
笠「…許せない…よりによって図書隊の中でこんな事…
絶対あっちゃいけない!
隊長!!代理をしょっぴきましょう!!」
あ「絶対言うと思った〜笑笑」
玄「まぁ待て待て
証拠もない上相手が相手だ、そう簡単に手は出せん」
笠「証拠って…なくても完璧ですよこの状況!!」
堂「落ち着け笠原」
玄「この件は俺が預かり司令に報告する
館長代理にも不明図書についての通達を出して牽制はしてみるが…現状、俺たちにできるのはここまでだ」
まぁそうなるよね……
でも、司令なら…きっとこれを見逃したりなんかしない
だけどなぁー……ほんと証拠がないんだよなぁ
鳥羽館長代理に会ったしほぼ確定な態度だったけど
直接鳥羽館長代理が本を持ってたのを見たわけじゃないし…
55人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい - とてもおもしろいです!更新楽しみにしてます(✳︎´∨︎`✳︎) (2023年2月19日 22時) (レス) id: 04ab4b9026 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きい | 作成日時:2023年2月14日 7時