図書館戦争✾もう1人の生き残り✾ (ページ27)

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地下、射撃訓練場

あ「ﾌﾝﾌｰﾝ♪」ﾄﾞｶｯ

あ「あいたっ！！」

映画のカウボーイのように拳銃をクルクル回していると

頭に勢いよく落ちてきたゲンコツ

堂「振り回すな！！危ないだろーが！！」

あ「安全装置解除してないのに……」

堂「アホか！それでもするな！！」

あ「へーい」

大人しく私は銃を構えリズム良く発砲した

堂「…正確だな」

あ「外してたら弾がもったいないですから笑笑」

笠「ｸﾞｻｯ」

そんな午前を終え……午後、書庫内

あ「ふぁーあ…午後に書庫整理は眠すぎますね〜」

堂「午後じゃなくても欠伸してんだろーがお前は」

あ「無意識に出ちゃうんですよー笑」

堂「ﾊｧ…あぁそういえば、また出たぞ
所在不明図書」

あ「えー…またですか？
明らかに変ですね〜
まーためんどくさい事が起きなきゃいいけど…」

短期間にこれだけでるのはおかしい

サラッと調べてみよーかな

仕事終わり……

私が1人館内のパソコンを見ていたときのこと

あ「全部で15冊…！？多すぎるなぁー」

柴「あら？Aじゃない」

あ「柴崎？お疲れ〜」

柴「…もしかして所在不明図書？」

1人で館内へやってきた柴崎がパソコンの画面を見ながら尋ねてきた

あ「そーそー、流石におかしいと思ってさぁ〜」

柴「私も気になって調べに来たのよ
たしかに15冊は多いわね」

あ「探知機とかもついてるし簡単に紛失するわけないんだけどなぁー」

柴「……ん？この本の並び…」

柴崎が何かに気づいて呟いたときだった

ｶﾞﾁｬｶﾂｶﾂ……

館内へ誰かが入ってきた足音が聞こえ

あ「警備かな〜、そういや居残り申請忘れてた笑
すみませ〜……ん？」

柴「！！鳥羽館長代理…」

歩いてきたのは入院中の館長の代理でやってきた鳥羽敏夫館長代理だった

私たちを見た瞬間、鳥羽館長代理は明らかに顔色が変わり焦りが見えた