図書館戦争✾もう1人の生き残り✾ (ページ22)

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あ「疲れた……もー無理」

笠「あのっ……ごめん私が……」

手「お前いい加減にしろよ
分類法も把握してない特殊部隊員って何だよ」

突然手塚が笠原に向かって怒鳴り出した

なぜお前が怒る？手塚1回も笠原に聞かれてないのに笑笑

たしかに私もイライラしてたけどさー…

言ってすぐ変わるもんじゃないしなぁ

笠「あ…たし最初は防衛員で内勤に関わるはずじゃ…」

……言い返す笠原も笠原だ

よくこの場面でそーゆー言い訳のような言葉が出るな

手「特殊部隊の配属受けたの1ヶ月半前だぞ
いくらでも勉強する時間あっただろ！！」

笠「でも……配属受けてすぐ集中訓練で
帰ってすぐこの業務で…」

手「訓練後に2日休日があった！復習できた！！
Aでさえ勉強してたんだぞ！？」

おい、こら待てどーゆー意味だ笑

ていうか私を巻き込まないでくれよほんとに…

あ「もーうるさいよー
私が怒るならともかく…なんで手塚がそんな怒ってんの？？笑」

手「お前は！！お前だってこいつにはイライラしただろ！！」

あ「したよ？笑
そりゃ余裕ない時にあんだけ同じこと聞かれりゃ誰だってイライラするよ
まぁ手塚の言ってることは間違ってないと思うし
さっきの笠原の言い分は言い訳にしか聞こえない」

笠「っ……」

あ「たしかに笠原の勉強不足が1番悪いよ
でもそれはさっきやりながら自分で分かったと思うし
手塚が自分の言いたい放題で指摘するもんじゃないでしょ
正論は武器に使うもんじゃないよ手塚

努力してるのは分かるけどさぁ
他人を比べて見下すために努力してるんじゃないでしょ？
自分を基準に相手をはかるのは間違ってる

まぁ私が偉そーに言えることじゃないけどね〜笑笑」

手「ｸﾞｯ……」

小、堂「……」

堂「ﾊｧ…とにかくこのメンツで書庫をどう回すかだ
他の図書館からのリクエスト処理も業務のひとつだ
その伝票を回してもらおう、笠原はそれを担当しろ

夜までに終わればいい、焦らずにやれ
その代わり書架配置をきちんと覚えろ」