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その日の夜……
「わぁぁぁぁ！！！出たぞーー！！」
あ「…なに…うるさ」
外で誰かが叫ぶ声が聞こえ目を覚ます
大人しく寝させてくれよたのむから…
二度寝を決めようとしたその時……
ｶﾞｻｶﾞｻ ﾊﾞｯ
自分のテントが揺れたのを感じ私は二度寝を諦め目を覚ました
その瞬間飛びついてくるように入ってきた大きな黒い影
しかもその黒い影は……
飛び込んできた拍子に私の荷物を踏んだ
！！
そのリュックには……！！！！
あ「触るなっ！！！」
ﾄﾞﾝｯ
私は勢いよく影に飛び蹴りをかますと
テントの外に飛んでいく
それを追い私はもう1発殴ろうと構えた……その時
「わぁー！！ごめんってA！！やめてくれ！」
ｶﾞｻｶﾞｻと影が動き中から先輩隊員が1人泣きそうな顔を出した
玄「ぶわーっはっはっは
そーか！A！お前も闘うか！いいぞ！」
あ「……は？」
先輩が観念してすぐこちらに笑いながらやってきた玄田隊長たち
笠原たちもやられたらしく
手塚は悲鳴をあげ、笠原は同じように殴りかかったのだとか
そんなことを聞きながら隊員たちは笑っていたが
私には心底どーでもいい話だった
堂「タスクフォース新隊員加入時の恒例行事だ、玄田隊長のな」
堂上教官も呆れたような顔で説明する
玄「Aもなかなかやるなぁ！クマだと気づいた上で倒すなんて」
あ「クマなんて最初から信じてませんでしたけど。
私はクマでも人間でも同じようにしてましたよ」
未だ座り込んでいる先輩を睨みながらそう言えば
玄田隊長も怒らせてすまんと謝ってきた
玄「いやぁまさかお前がそこまで怒るとは思わなくてな〜」
あ「…誰だって大事なもの壊されそうになったら怒るでしょ」
堂「大事なもの？」
あ「もういいですか、私寝ますね。おやすみなさい」
ドッキリ成功で和やかムードが一気に無くなったが
そんなことお構いなしに私は1人テントに戻った
それを堂上教官が追ってきて見られていることには気づかずに
リュックの中からあの絵本を取りだして確認すれば
無事どこも傷ついていないことが分かり
私は心からホッとしてその絵本を大事に抱きしめた
堂「………絵本？」
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あい - とてもおもしろいです！更新楽しみにしてます(✳︎´∨︎`✳︎) (2023年2月19日 22時) (
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作者名：きい | 作成日時：2023年2月14日 7時
