図書館戦争✾もう1人の生き残り✾ (ページ18)

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地獄の後半がスタートし数時間

堂「着いたぞ、合流地点の野営地だ」

玄「おー！着いたか堂上隊、予想より随分早いぞ
女子が混ざった条件で良くやった」

あ「はぁー疲れた…」

結局私は1度も助けてもらうことなく歩かされ…

さすがにヘトヘトだ

あ「早くテント張って寝よー」

ﾄﾝﾄﾝと寝床を作るべく手を動かす

テントを張り終え、夕食を食べながら木にもたれていると

またもや隣にやってきた堂上教官

あ「…今日はもう説教されるようなことはないはずですけど？」

堂「説教しに来たわけじゃない、ほら」

そう言って渡されたのは紙コップに入った飲み物

おや…優しい

ありがとうございますと受け取ればポンと頭に手を置かれた

堂「今日はよく頑張ったな」

あ「…何ですか急にー」

堂「頑張った部下を労うのも教官の務めだ」

あ「…労う頻度をもう少し高めてもらってもいいですか？」

堂「労って欲しいならそれだけ頑張れよ」

あ「(ｰｰ;)」

堂「…お前、手塚や笠原と上手くやれてるのか」

突然そんなことを言った堂上教官

あ「別に普通ですかね〜
あの二人は仲悪いみたいですけど」

堂「そうだな…」

あ「まぁめんどくさいんで極力関わりたくは無いです」

堂「…班行動はコミュニケーションも必要だぞ」

あ「分かってますよー
でも必要最低限できれば問題ないでしょう？
仲良くお友達ーみたいにしてほしいんですか？」

堂「いや、そーゆーわけじゃないが」

あ「私の今の関わり方が支障をきたすほどその2人や班に影響してるのであればそれはもちろん改めますが」

堂「…いや」

あ「堂上教官はあの二人に仲良くなってほしいのかもしれませんけど…
だからといって私が二人の間に入って…みたいなことは絶対しないんで求めないでくださいねー」

堂「お前なぁ…」

あ「じゃ、私もう寝るんで笑
おやすみなさい」

私はそう言って立ち上がり自分のテントに戻った