図書館戦争✾もう1人の生き残り✾

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翌日


リペリング訓練




笠「笠原いきまーす」




ﾊﾞｯ ｽﾙｽﾙｰ ﾄﾝ




勢いよく飛び出した笠原は手際よく降下してきて


それを見た隊員たちはおぉ〜と声を漏らした





「やるな笠原！」


「すげー綺麗なリペリング！」


「絶対逆さ吊りになると思ってたのに」


笠「逆さ吊り？」


堂「リペリング訓練は見えない背後に飛び出すからな
初降下の時は恐怖で飛び出しが中途半端になる奴も多い

お前のリペリングは言うことなしだな
大したもんだ」





褒められる笠原を横目に見ながら


次の順番だった手塚に視線を戻す





ｽｽｽ…ﾎﾞﾌ





あ「あれ〜なーんかふつー
他が完璧な分逆に目立つな〜
高所恐怖症とか？」





悪くは無いが普通。


顔色も悪いし、多分これが手塚の苦手なものなのだろう






堂「ところでA、お前がやったところを見ていないが？」


あ「堂上教官が見てない瞬間にやりましたよ〜」


堂「そんなわけあるかっ！！
さっさと行け！！」


あ「おぉ怖い…そんなカリカリしたら疲れますよー」


堂「誰のせいだと思ってる！」


あ「行きます、行きますから！その拳をお収めくださいっ」





逃げるように私は登っていった





あ「A行きますよーっと」





軽く飛び出しリズム良く降りていけば


私にもおぉと言う声が上がって


隊員たちに囲まれたがわたにはそれが何だか居心地が悪く




どーも〜なんて笑いながらその場から逃げ出した

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