検索窓
今日:7 hit、昨日:9 hit、合計:21,264 hit

12 ページ13

地獄のハイポートを終え次は射撃訓練




「手塚全弾急所命中!!!」




そんな声が聞こえ隊員たちからの拍手が沸き起こった




あ「へぇーすごいね〜」




手塚の撃った的を見ながら言えば当の本人は





手「これくらい…図書特殊部隊に選ばれたんだ
できて当然だろう」





と隣の笠原が撃った的を見ながら呟いた


笠原は急所どころか的にさえほぼ当たっていない





手「…同じ特殊部隊に選ばれた同期があんなやつとお前みたいにやる気のないやつだとは…」


あ「やる気なくてすみませんね〜」


手「ハッ…やる気ない上に何も出来ないんじゃ笠原より最悪だな
なんでお前みたいなのが図書特殊部隊に選ばれたんだ…」






「次!A!」






そんなやり取りをしていると名前を呼ばれたので


私はすぐに準備して銃を構えた






パンパンッ






私の射撃に……なぜか周りは一気にシーンとなる


あの手塚も大きく目を見開いて私の撃った的を見ていた






「A…全弾急所命中…どころか穴が…」






私の撃った的には急所ど真ん中に穴が一つだけ空いていた


正確には急所ど真ん中に6発、半弾分のズレはあるものの


遠くから見れば穴が1つに見えるほど集中していたのだ






手「お前…」


あ「できないなんて誰も言ってないけど?笑」






そう言えばグッと唇を噛み締めた手塚


あースッキリ笑




めんどくさいからスルーしようと思ったけど


丁度いいストレス発散(射撃)があったからスッキリした〜





軽く鼻歌を歌いながら戻るとこれまた驚いた顔の堂上教官





堂「お前…射撃得意なのか」


あ「あーまぁ笑笑
みんなして失礼ですね〜
そんなできない子だと思われてるなんて笑笑」


堂「その態度に問題がある!」





わしゃわしゃと私の頭を撫でながら堂上教官はため息をついた

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
55人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あい - とてもおもしろいです!更新楽しみにしてます(✳︎´∨︎`✳︎) (2023年2月19日 22時) (レス) id: 04ab4b9026 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きい | 作成日時:2023年2月14日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。